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2011年5月17日火曜日

MOディスクのデータを、漸くバックアップ

前々から気になっていたMOディスクからのデータの書き出しがやっと出来ました。

昨年あたりから、昔々、MOディスクに保存したデータのうち幾つかを取り出したいと思っていました。しかし、使用していたSCSIタイプのMOドライブも、接続で来る相手方が次々に廃棄になり、それ自体も廃棄の運命になっていました。

MOドライブ自体、どのメーカーでも生産が終了してから、かなりの年月が経っています。
先日、秋葉原の某中古PCショップで、中古のMOドライブを見付けました。店員に聞くと「動作確認はしていないが、使えるかも?」との返事にダメもとで買い求めました。

二千円足らずでしたが、帰宅後、調べてみると十年ほど前に発売されていて三万数千円だったようです。

本体とACアダプターだけ、マニュアルとドライバー用のCD-ROM、USBケーブルは付いていませんでした。

ネットで検索すると、Macではドライバー不要とありUSBケーブルだけ用意して、Mac OS9のブートする eMacへ接続しMOディスクを挿入すると「カッチ」と、プラチナ・サウンドが聞こえてデスクトップにMOのアイコンが現れました。

その後は、ドラッグ&ドロップの作業だけ。取りあえずは四十枚ほどで、時間は要しましたが、初期の目的は達成されました。

MOディスクが多用されたのは、1995年から2005年くらいの十年間ほどだった様に今になった思い起こします。

ウインドウズ95の出現以降、データのサイズがドンドンと大きくなり、DOS時代から続いてきたフロッピーディスクでは収まり切れなくなり、そんなニーズに応える様にMOディスクが登場しました。

フロッピーディスクとほぼ同サイズで、最初は、128MBと230MBが中心、後に640MBも販売されましたが、ドライブが共用出来ず?一部の利用に限られた様に記憶しています。

フロッピーディスクでは 1.44MB(Macでは 1.2MB)の記録容量の時代に、百倍ほどの容量があり、当時、普及し始めたデジカメのデータの移動や Adobe Photoshopや Illustratorのデータ、QuarkXpressによる組版データの保存や移動には重宝しました。

しかし、データの読み書きが出来て便利だったMOですが、価格が高めだったことと、MacとWindowsとでは FD同様にフォーマットが異なることが悩みでした。

便利に使ったこのMOも、その後は、急速にCD-R/CD-RWやDVD-Rに置き換わってしまい、時間の経過と共に忘れ去られていきました。

今回は、取りあえず、MOからマック本体のHDDにデータをコピー出来て安堵しましたが、気の褪せないうちに、CD-RかDVD-Rへ更にバックアップしておきたいと思っています。

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