Translate

2007年2月18日日曜日

「無線と実験」附録、最新高級受信機回路図集

月に一度か二度の割で神田神保町の古書店街を行ったり来たりして、自分の趣味に合った古書を探しています。

そんなある日のこと、神保町から少し九段の方へ寄った古書店街の途切れるところにある店は入ってみました。そこの蔵書は、およそ電気とは無縁の本ばかりで、この私が店内を歩くにも何か違和感を自分自身が感じていました。

受信機回路図集

早々に出ようとした矢先、足下に平積みされた古書のタイトルに目が釘付けになりました。何と、その文献の表紙には、

ラヂオ
最新高級受信機回路図集
附・標準的測定器3種
東京
誠文堂新光社

目が点になるとは、この様なことを言うのでしょうか?すかさず、手に取ってみました。

それは「無線と実験」第25巻第1号の附録でした。1938年の発行とありますので、私の出生よりずーっと前、指折り数えてみると六十九年も前のことになります。

紐綴じの紙製ケースにB5版の回路図が十六枚収められていました。
厚手の用紙で経年変化も見られましたが、損傷も少なく程度は良いと思われました。多くは(当時の)アメリカの最新型の受信機の回路図の様に見て取れますが、日本製として唯一、三田無線(Delica)のモノも混じっていました。その中から、16球式オール・ウェーブ・スーパー・ヘテロダイン受信機の回路図を以下に付けますが、


戦前のアメリカの受信機の内容が垣間見えてただただ凄いと感じ入りました。今後、何回かに分けて回路図など皆さんにもご覧頂きたいと思っています。

2007年2月17日土曜日

キートップに「かな文字」表示のない日本語配列キーボードが

10キーやファンクションキーなど、必要最低限のキー以外を省いたコンパクトキーボードとして知られるHappy Hacking Keyboard(略してHHKB)が発売開始から十年経ったとか・・・マックユーザならご存じの方も多いでしょう。

このHHKBからつい最近発表されたのが、マック対応の「Happy Hacking Keyoboard Lite2 for Mac」。基本的なスペックは、すでに発売されているキーボードと同じで、英語配列と日本語配列の両方があります。ボディカラーとキートップはホワイトで、マック用の専用ドライバが付属します。

Happy Hacking Keyoboard Lite2 for Mac

このキーボードのユニークなところは、日本語配列を選択しても、キートップの刻印にカナ文字が無く、すっきりしていて、英語配列と見間違うほどです。アップル純正キーボードで「カナ/かな」と表記されたカナキーも、このキーボード(HHKB Lite2 for Mac)では「Kana」と表記され、英数キーはHHKBのロゴ表記となっています。

一般的に、多くの人がローマ字入力で、「かな」を一文字ずつ打つ人は殆どいないでしょう。あればあったで半角カタカナを多用する人が出てきて、はた迷惑なことにもなりかねません。

永年、マックの英語配列のキーボードを愛用している私にはとても歓迎されるべきモノと思っています。

「Happy Hacking Keyoboard Lite2 for Mac」の特徴としては、

●マック専用刻印を施したキートップ。マルチメディアキー、Ejectキーも装備。
●付属のドライバにより、マック独自の入力をサポート。また、キー割当のカスタマイズも可能。
●ホワイトのボディカラーとシンプルなキー刻印。
●キーピッチはフルサイズのまま、キー数を必要最小限に抑えて小型化(A4 Half Size)
●しっかりしたクリック感のキータッチ。
●USB(1.1) HUB 2ポート装備。
●Mac OS 8.6 〜 Mac OS X 10.x

なお、実売は税込みで六千円台前半と予想されています。

2007年2月13日火曜日

USBメモリーの低価格化も進み、2GBで3,980円のモノも・・・

先日、秋葉原の中央通りに面した店で店頭の目玉商品としてUSBメモリーがあり、その値段の安さに足を止めました。
USBメモリー
二年ほど前にこのUSBメモリーで1GBを買った時には一万数千円だったのに、今日見掛けたのは何と2GBで3,980円とは・・・メモリの価格下落はとても予想しがたいモノがあります。

このUSBメモリーは各社とも基本的なスペックは当然ながら横並びで、何か機能や外観デザイン、使い勝手などで差別化しています。
今回のモノは、メーカの言葉を借りれば、

キャップいらずの軽量・コンパクト設計。360°回転するロータリーキャップ採用!
キーケースや携帯電話に取り付けができるコンパクト設計なので、持ち運びもラクラク。またUSBキャップ無しでUSB端子を保護できる設計になっているので、どこへ持ち歩いてもキャップを紛失する心配はありません。

USBポートに直接挿し込むだけの簡単接続!
デスクトップPCでもノートPCでもUSBポートに挿すだけで使用できます。また、ドライバインストールも面倒な設定も要りません。

デジカメ画像、デジタルミュージック、何でもカンタンに保存!
オフィスで作ったデータを自宅に持ち帰る、Macintoshで作成したデータをWindowsに移動するなど様々な使い方ができます。もちろん、デジカメ画像、デジタルミュージック、エクセルやワード等の仕事のデータ、何でもカンタンに保存ができます。

大容量データでもUSB2.0対応で超高速転送!
高速USB2.0転送で、大容量動画ファイルなども気軽にデータの読み込み/データの書き出しができます。

これをどう評価するか?買う人の気持ちしだいですが、データの読み書きがキチンと出来れば、あとは有っても無くても大差ないモノだと私は思います。

2007年2月12日月曜日

JR東日本や私鉄、バス、地下鉄に「PASMO」一枚で乗車できる

東京の地下鉄(東京メトロ)の駅構内の告知ポスターによると、関東の私鉄・地下鉄で利用できる磁気型乗車券「パスネット」の非接触ICカード版「PASMO」の導入が来月18日より開始されるそうです。

「PASMO」は、関東の私鉄やバス、地下鉄に非接触ICカードで乗車できるサービスで、非接触ICチップとしてFeliCaが採用されています。この「PASMO」一枚で電車もバスもどちらでも利用できるようになります。
 
無記名式
定期式

その種類は、大人用カード、子供用カードの二種類があり定期券としても利用できます。大人用カードでは無記名式と記名式が用意され、記名式では氏名や住所などを登録することで紛失時に再発行が可能です。

「PASMO」は、一枚のカードに最大二万円までチャージでき、チャージは自動券売機やバスの車載器などで行います。また、チャージした金額分を電子マネーとしても利用できるようです。

既に多くの利用者がいるJR東日本の「Suica」と、この「PASMO」の相互利用が来月より開始され、「Suica」でも私鉄や地下鉄、バスに乗り降りできるようになります。

これにより、都心での公共交通機関の利用では、殆どの場合、この「PASMO」一枚持っていればキャッシュレス。混雑する券売機に列んだり、小銭の心配をしたりする必要もなく、今まで、JRの「Suica」と私鉄/地下鉄の「パスネット」、バスの「Tカード」の三枚を使い分けていた私にも朗報のようです。

2007年2月10日土曜日

クラムシェル型のiBook G3が、何と9,980円で

iBook G3
クラムシェル型のiBook G3とまたまた出会うことになりました。
久しぶりに週末の秋葉原へ行った折り、ラオックスのマック専門店「The Mac Store」へ立ち寄った時のことです。

今日はエレベータで一気に五階フロアまで上がりました。
そこは中古マックの販売フロアで、 PowerMac G4やG5、それにPowerBook G4、iMac G5が整然と並べられていましたが、それらに混じってヒッソリとクラムシェルのiBook G3が一台ありました。

あのユニークな帆立貝を模したフォルム。色はグラファイトで美品、CPUは333メガ、64MBの内蔵RAMに対し128MBが増設され、ハードディスクは6GB、附属品としては、システムディスク(2枚)とACアダプタのみ。ジャンク扱いではなく、保証外でしたが、一応動作すると添え書きがあり、中古価格は、何と9,980円でした。

リバイバルの予感もして?ルービックキューブを

表参道ヒルズが出来て早くも一年になろうとしている表参道を何年ぶりかで歩きました。真っ直ぐでなが〜い坂の両側に建つビルには海外の有名ブランドのショップがテナントとして営業しています。いずれもがセレブ御用達の雰囲気を感じさせ、原宿駅近くの竹下通りのショップとは一線を画すものがあります。

表参道

そんななかで、ひと際いろ鮮やかに目立つショップに「KIDDY LAND」があります。
ここでは大人から子供まで、さまざまな人々に夢を与える、そんなグッズを扱うトイショップ。品揃え豊富で、巷で話題のモノはほとんど置いてあるとか・・・

 
KIDDY LAND 表参道

目移りするほどのオモシログッズの中から、今日はルービックキューブを見つけました。

ルービックキューブ

このルービックキューブ、日本では四半世紀ほど前に現れ、大ブレイク、以来、パズル式のモノとしては根強いファンがいて、何となくリバイバルの予感もして?買ってしまいました。

2007年2月8日木曜日

芝公園の梅林は、今が盛りの花の賑わ

東京タワーに近い芝公園の南端の梅林では白梅も紅梅も、いま正に満開を迎えていました。広い芝公園の中にあって、これだけの梅の花が見られるのは此処だけ。



多くの人が少し離れた増上寺の境内を通過して東京タワーに向かうため、此処へ足を向ける人はほんの僅か、ウグイスも飛び交う静かな花見が出来ます。それに此処では、どちらかと言えば白梅が多いだけに紅梅がより一層鮮やかに引き立って見えます。

左手は芝丸山古墳
梅林の向こうは芝東照宮

2007年2月7日水曜日

短波放送の聴けるソニーの「ICF-SW7600GR」は重量級? その3

ズッシリと重かったソニーのFM Stereo/SW/MW/LWのレシーバー「ICF-SW7600GR」の箱の中身をお見せしておきます。
これだけの物がギュウギュウに詰まっています
左上は黒色のキャリングケース、その右にある黒い小丸はイヤホンパッドとステレオイヤホーン、それにACプラグアダプタとアンテナコネクタ。右上は巻き尺の様に線が巻き取れる(短波用)コンパクトアンテナです。
左端中央にあるのが赤色の単三乾電池四本、その右には種々のお知らせや注意事項、保証書など、その右にあるのが、「How to Catch the Wave」と「Wave Handook」の小冊子、一番右が五カ国語による取扱説明書です。取扱説明書の上にACパワーアダプタがあります。

ICF-SW7600GR
単三乾電池を四本挿入し、取りあえず受信してみると、鉄筋コンクリートの住宅でも在京のFM局とMW(中波)局は信号強度も十分で全てクリアーに受信出来ます。

遠距離受信として、夜間のMW(中波)では窓際1メートル以内まで近づけば全国の民放局は何とか受信出来るような手応えを感じました。
SW(短波)においては、信号強度の強い局が幾つか聴こえる程度で、ほとんどノイズに埋もれ聴こえません。やはり、専用のアンテナを外に設置する必要がありそうです。見栄え良く外部アンテナを設置するには、取りあえずはソニー純正のモノを試してみるのも良いかと思っています。



コメント(アーカイブ)

はじめまして。
貴殿のICF-7600GRのレポート、興味深く拝見させていただきました。
私はICF-7600Dの方を24年間使用中です。
ICF-7600Dっていうのは、丁度ICF-7600とICF-2001の”アイの子”みたいなもんですね。
もし今、このICF-7600Dが壊れてしまったら、ICF-7600GRしか選択肢はないのかな、などと思っていたところでした。
他の無線機の記事なども拝見しました。
お互い、ラジオライフを満喫しましょう!
Posted by  ケイズノーツ at 2007.3.8 01:01:53
--------------------------------------------------------------

永らくブログの方はお休みしていましたが、その間にICF-SW7600GRへのRESを頂きアリガトウございます。
実を言うと、私はICF-7600Dがどの様なスペックだったか覚えていません。もちろん、私の手元にあるICF-7600より遙かに機能的な面で優れているのでしょう。
それでも二十四年もお使いのようで、良くもまぁー未だ現役とはご同慶の至りです。
しかし、ネット社会がこれ程までに普及した今、今さら短波放送でも無いような気がしています。遅かれ早かれ短波受信機は静かに消えていく運命なんでしょうね。
Posted by  BlueMac at 2007.3.27 19:47:21
--------------------------------------------------------------

2007年2月6日火曜日

短波放送の聴けるソニーの「ICF-SW7600GR」は重量級? その2

持って帰るにあたり、現有のICF-7600の大きさ重さを知っている私に、このSONYのBCL用レシーバ「ICF-SW7600GR」はズッシリと重く、それだけ中身が濃いと勝手に想像しました。しかし、それが、とんでもない間違いだったんです。

手前がワールド仕様のACパワーアダプタ
(100V-120V/220V-240V)に適合、持て余し物?
帰宅後、直ぐに箱を開いて本体を取り出すと、その下に、ソニーの短波ラジオには昔から必ず付いてくる全128ページの小冊子「Wave Handbook」、それに重なるように、同じサイズの取扱説明書(日本語/英語/朝鮮語/中国語/アラビア語)が収められていました。

これだけでもかなりの重量なのに、その脇に収められていた「ACパワーアダプタ」は予想以上に大きく重く、しかも、ノートパソコンのモノよりも大きめサイズにビックリ。

これが「ズッシリ」の張本人。
たかだか、6V/300mAにしては、大き過ぎ? 100V〜120V / 220V〜240Vの切替スィッチもあるワールド仕様であることも一因なんでしょうか?

使用する乾電池は単三が四本、しかも、消費電力が大きく、電池寿命は意外と短いので、この専用「ACパワーアダプタ」は必需品。海外出張にこんな大きめの「ACパワーアダプタ」を持参するなんて酷な話だと思いますが・・・それにしても本体は並みの重量でマアマアかと暫し安堵しました。

2007年2月5日月曜日

短波放送の聴けるソニーの「ICF-SW7600GR」は重量級? その1

三十年来、手元に置いて重宝していたソニーのFM/AM/SWラジオ「ICF-7600」も、FM/AMは何とか生きていましたが、バンド切替スイッチが遂に接触不良となり短波放送が聴けなくなりました。

個装パッケージ
それで、秋葉原で代わりのモノを探すことで出かけました。
どこの店で買うか、決めずに行きましたが、今どき短波放送を聴くためのラジオを品揃えをしているメーカは殆どありません。敢えて言えば「ラジオNIKKEI」と、今は変わってしまった、かっての「ラジオ短波」を聴くタイプばかり目に付きました。

昔々のBCLブーム時代の品揃えにはほど遠いながら、短波放送が聴けるモノはソニーに数機種あるだけと、今さらながら再認識しました。

数年前までよく見かけたソニーのICF-SW55やICF-SW77は既に無く、いま現在、BCL専用レシーバーの要件をギリギリ満たしているのがFM Stereo/SW/MW/LWラジオ「ICF-SW7600GR」でした。

ICF-SW7600GR
ある程度は予想していただけに落胆はしなかったものの、今後は、この様なラジオは出てこないのではとの印象を強くしました。

アキバの大型家電店を数軒回って価格を調べて、結局はヨドバシAkiba館で買うことになりました。それにしても、メーカの希望小売価格が42,000円(税込)とは・・・たかがラジオとも言えない価格に少々躊躇いもありました。

持って帰るにあたり、現有のICF-7600の大きさ重さを知っている私には、いやに重く思えて、それだけ中身が濃いと勝手に想像しました。しかし、後で知ったことですが、それが、とんでもない間違いだったんです。

久しぶりで行ったお台場海浜公園は海風が強くて

一月末から二月にかけて東京も晴天続き、今年は雪の降る景色も見られず早くも節分が過ぎています。その晴天に誘われ、だいぶご無沙汰だったお台場へ行ってみました。


晴れていて視界は良好でしたが海風が強く体感温度はかなり低めで辛い思いをしました。

それでもアクアシティの近くで430メガのアマチュア無線バンドをワッチしてみましたが、午後も三時を過ぎてオンエアーしている局は少なくて、なかなか交信相手も無く一番強く入感している局の交信が終わるのを待っていました。

千葉県浦安市の局は直ぐに応答してきましたが、お台場とは海を隔てて向こう側ですが、信号がフェージングを伴っていて、どこかで反射して届いているのではないかと思いました。

聞こえて来る多くは都内の局で、暫くアチコチとダイアルを回していると、茨城県石岡市移動の局が、次々と呼ばれていてモテモテ状態。沢山の局に混じってコールすること七、八回、時間にして四十分くらい掛かってやっと私の方へ応答があり交信が成立しました。その間はずーっと寒風が強くなった海浜公園でトランシーバー片手に立ちどうしで、些か身の凍みる思いでした。

J*1**N 千葉県浦安市 FM 432.780MHz His 59 My 51
JP1W**/1 茨城県石岡市移動 FM 432.660MHz His 59 My 59

■交信には免許を受けた430メガ帯のFMトランシーバー(最高出力5W)を使用しています。

Kenwood UHF Transciever TH-F7

2007年2月3日土曜日

1979年モデルのトリオのFM/AMチューナーとアンプがやっと

押入の奥の整理をしていて、前々から取り出せないでいたトリオのFM/AMチューナーとアンプがやっと外へ出てきました。
今はどのメーカもミニコンポが主流で、小型のモノばかり、一昔前のオールインワンタイプのラジカセを少しグレードアップしたみたいなモノが多くて高級感など全くありません。

しかし、1970年代後半から1980年代半ばまでは、こういったコンポーネント形式のオーディオシステムの全盛時代。自分の好みや予算それに置き場所などを考えながらFMチューナーはトリオ、アンプはサンスイ、スピーカはパイオニアなどとシステムを考えるだけでも夢のあった時代でした。

メーカもヒトツヒトツに思いを込めて、独自の個性的な製品を多種多岐にラインナップする、正に物作りに夢さえあったバブル期でした。

上が FMチューナーKT-4700G、下が アンプKA-4500G

そんな時代に、買ったのが、今回やっと日の目を見たトリオのFMチューナーKT-4700GとアンプKA-4500Gです。いずれもフロントパネルが幅広で左右に取っ手が付いたオーディオコンポーネントとしては珍しいラックマウント仕様のモノです。

アンプは並の仕様ですが、FMチューナーは当時としては珍しいオートチューニングで、スイッチを押すとダイヤル指針が右に左に小気味よくスライドし、いまトライしてもなかなか面白いメカです。

しかし、今の時代にオートチューニング何て当たり前ですが、この当時はチューニング機構をモーターで制御して選局する、言ってみれば非常に原始的なやり方、正同調時にピタリとモーターを止めるのに苦労したようです。
それ故、FMチューナーの特徴である大きなチューニングノブが無いので何となくチューナー然としないところが好き嫌いの分かれ目になったようです。

いつ頃の製品だったか?当時のカタログで調べてみると1979年当時のカタログに「新製品」として掲載されていました。今はただただ懐かしく見入るだけですが、一応動作はするようです。

トリオのオーディオ総合カタログ(1979年)から抜粋

2007年2月2日金曜日

Mac OS9で動作する無線LAN Cardが未だ・・・

Mac OS9で動作するEnterasysの無線LAN Card(Roam About)については、昨年このブログに掲載していますが、今回はこれとは別の無線LAN Card「WaveLan」を見つけました。

「WaveLan」は、無線LAN Card、IEEE802.11b 11Mbps Wireless LAN Card PCMCIAタイプのモノで、Enterasys LAN Card [CSIBD-AJ]と全く同じ形状のモノです。

Enterasys 左と WaveLan 右

秋葉原の中古マック専門店「U&J Mac's」にありました。
Mac OS9がインストールされたPowerBook G4では専用ドライバなしに動作するとか・・・PowerBook G3ではMac OS8.6用のドライバをWebで探してインストールすると動作するようですが未確認です。

私の買ったモノには「NCR」とあり、日本NCR株式会社から発売されたようですが、「U&J Mac's」では1,575円で未だ沢山ありました。なお、同じ「WaveLan」でもLucent Technolgyから発売?のモノはラオックスの「The Mac Store」で中古ながら10,800円で二個ありました。

Enterasys(Roam About)は既にアキバでは見られない?ので、Mac OSXでは動作しませんが、「WaveLan」はOld PowerBookで無線LANを利用したい人には朗報かもしれません。

2007年2月1日木曜日

SL-10 は、LPレコードジャケットサイズのレコードプレーヤー

「SL-10」は、1979年に発売されたTechnicsブランドのレコードプレーヤーです。
当時のレコードプレーヤーを知らない人にとっては、「それで・・・」と一蹴されそうですが、「LPレコードジャケットサイズ」だけでも「凄〜い」と言わせるに十分のインパクトがありました。
引用画像
しかし、単にそれだけでは子供騙しみたいですが、スペックを見て「これはただ者で無い」と、誰もが驚きました。

■ターンテーブル形式:クォーツフェイズロックドコントロールダイレクトドライブ ■ワウ・フラッタ:0.025%W.R.M.S(JIS C5521) ■SN比:78dB(IEC98A weighted) ■トーンアーム:ダイナミックバランス型リニアトラッキング/ジンバルサスペンション軸受構造 ■トラッキングエラー角:±0.1°以内 ■付属カートリッジ:EPS-310MC ■電源:AC100V 50/60Hz ■DC12V ■消費電力:16W ■外形寸法:315(W)x315(D)x88(H) ■重量:6.5kg
 


引用画像
そして極めつけは、何と価格が十万円。並の性能でなく、価格も並はずれでした。
更に言えば、1980年 Gマーク第1回グッドデザイン大賞、通産大臣賞、HI-Fiグランプリ受賞などなど、格好良さと品格のあるデザインも「SL-10」の価値観を高めたと言っても過言ではないでしょう。

しかし、このテクニクス「SL-10」が登場した数年後、1980年代にはCD(コンパクトディスク)が登場し、しだいに、一般大衆からLPレコードは忘れ去られて行きました。
そんな意味ではアナログレコードの時代の最後を飾るに相応しい超弩級のレコードプレーヤーだったかもしれません。因みに、私の所有する「SL-10」も、久しく出番が無く、これからも無いと思われ、手狭な事もあり廃棄の道を選択しました。