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2008年6月30日月曜日

東京ラジオデパートのテナントとして宝くじ売場が開店して二ヶ月

秋葉原で、戦後間もなくの雰囲気を今でも色濃く残している東京ラジオデパートは、今年で創業六十周年だと聞いています。

入口左側に宝くじ売場

昨今、このアキバの変わり様には想像を絶するモノがありますが、ここラジオデパートへ一歩足を踏み入れると、元ラジオ少年には癒しの空間があると言っても過言ではないと思います。

抵抗やコンデンサを始めとする電子部品から電源トランスに真空管、スピーカなどなど、他ではお目に掛かる事もない様な品揃えが凄い、何たって老舗中の老舗の電子パーツの百貨店です。

その代わり、お世辞にも明るく小綺麗な店はありません。
ちょっと薄暗くゴミゴミした感じが妙に当時を思い出させ、同世代と思われる店主との会話にも、お互い共感するモノが多く直ぐに意気投合? 何も買わなくともお互いそんな会話だけでも、昔は良かったと言える至福の時を過ごせる空間なのかも知れません。

そんなレトロ?な店の集合体である、このラジオデパートの一階入口にあったPCショップが突然の閉店、そんなこと、ここアキバでは驚くには当たらないことですが、入れ替わって、何と「宝くじ売場」が出来て二ヶ月が経ちました。

何たって場違いな異業種の進出ですよ・・・
ラジオデパートのテナントでも、だいぶ以前から移転や廃業もボチボチとあり、気にはなっていますが、一階の一番良い場所に宝くじ売場とは・・・六十年続いてきた、このラジオデパートもいよいよ世代交代、変革の時が近づいてきた様にも思えます。

2008年6月28日土曜日

ケータイ所有者が負担している電波利用料は幾らなのか?

総務省から今年二度目の "電波利用料納付のお願い" が郵送されてきました。
これは私がアマチュア無線局の免許を二つ持っているためです。この "電波利用料"とは、電波と言う国民共通の財産?を使わせて頂くための利用料なのです。

"電波利用料" って、昔は無かったんですが、1993年から実施され、免許を受けた無線局から国が徴収しているもので、放送局やアマチュア無線局といった無線局の区分により年額料金が定められています。

アマチュア無線局は500円、テレビジョン放送局は二百万円を超えと、かなりの幅があります。"電波利用料" の納付ですが、私の場合は、五年分を前払い(前納)で2,500円を振り込んでいます。

携帯電話も極超短波を使用した立派な無線機ですから移動する無線局に相当し、電波利用料を納付する義務があります。2007年度の電波利用料収入は653億円で、そのうちアマチュア無線局が2.6億円、放送局が30.6億円、携帯電話とPHS事業者が八割以上の537億円と言われています。現在、携帯とPHSの電波利用料は通話通信料金に含まれた形で徴収されていて、それが幾らぐらいか?恐らく誰も分かっていません。

そこで、携帯とPHSの契約台数を調べてみると、2007年の前半で1億台を超えた事が分かりました。それであれば、計算は簡単で、携帯電話とPHS事業者が2007年度に負担した電波利用料は537億円ですから、ケータイ一台あたり約500円超えで、私自身も意外な結果に驚きました。

2008年6月26日木曜日

MacBook と PowerBook G4 とでは、格が違う?

約六年間にわたり重宝に使っていたiBook G3(Dual USB)ですが、昨日突然、パワースイッチを何度押しても起動しなくなりました。最近はサブ機として、稼働している時間も短くまったく想定外のこと。しかし、それ以前の酷使の時期もあった事を考えるといよいよか?と覚悟しました。実を言って昨夏の猛
暑ではついにハードディスクがクラッシュして交換しています。

アップルの正規サービスプロバイダ
恐らく今回は、そこではなくCPUに起因する部位かと思われ、急ぎ秋葉原へ向かう事にしました。

週中の秋葉原は予想外に人影が少なく拍子抜けの感じで、あの事件の影響もあってのことかと思いつつ修理を依頼する店へ急ぎました。

秋葉原中央通りからヒトツ脇へ入った裏通りにあるアップルの正規サービスプロバイダへ問題のiBook G3を持ち込みました。

これまでも年に一度くらいは修理で訪れているので、勝手は分かっていました。
応対に出たスタッフに症状を告げると、直ぐにパワースイッチを何度か押してみてから、今度はキー操作による強制再起動も試みていたようですが、あまり時間も置かずに「ロジックボードの損傷です」っと宣告?されてしまいました。

"ロジックボード" って、ウインドウズでは "マザーボード" って呼んでいるようですが、一番肝心なところがダメ。アップルでも生産終了で、サービスパーツとしてストックも無いと言われてしまい正にギブアップ。

手に持ったiBook G3を重く感じつつ、フラリと寄ったソフマップで、中古のノート型マックは幾ら位するのか調べてみました。しかし今さら、iBook G3やiBook G4でなく、12型のPowerBook G4に注目しました。PowerBook G4は四年ほど前のモデルで、陳列してあるモノはそれぞれに色々と訳ありのコメントが付いていて、安心して買える様なモノは少ないようで・・・

それでもかなり期待出来る一台があり、スペック的には、
PowerPC G4(1.33GHz) /RAM: 1280MB /HDD: 60GB /SuperDrive /12.1インチTFT液晶(1024x768/XGA) /グラフィック: GeForce FX Go5200(64MB) /モデム /LAN(100BASE-TX) /AirMacExtreme標準搭載 /Mac OSX ver.10.3.4 /USキーボード仕様で、かなりの美品です。

12in. PowerBook G4
決め手になったのが、
 PowerPC G4(1.33GHz)
 RAM: 1280MB
 SuperDrive
 USキーボード仕様でした。

このシリーズにはPowerPC G4(1.5GHz)があるはずですが、たまたま中古としても在庫が無く少々心残りはありました。

中古価格的には、何とCore Duo(2GHz)のMacBookとほぼ同じですが、現在、15型のPowerBook G4を二台持っていて、使い勝手に違和感もなく、造りもシッカリしています。

しかも、MacBookとは格が違う?との独断と偏見で、その場で価格交渉のうえ買ってしまいました。
自宅を出る時には、そんな結果を予想していなかっただけに、我ながら事の成り行きにビックリしています。

帰宅後、システムをMac OSX ver.10.4.11にアップグレードし、続いて、SafariとiTunes, QuickTimeもアップグレードしました。本来なら最新OSの Mac OSX ver.10.5にしたかったところですが、手持ちのAdobe PhotoshopやIllustratorなどが非対応なのでちょっと我慢のこともありましたが、いま現在は快調に動いているようです。

2008年6月16日月曜日

中古だったら MacBook Air より MacBook Pro の方が安い?

アップルが本気で?世に問うモバイル型ノートパソコン MacBook Air が市場に出てから半年が来ようとしています。モバイル用途に特化したノート型Macとして、13.3インチワイドモニターとフルサイズキーボードを備えながら、19.4mm薄で1.36kg。

型番は "MB003J/A" で、アップルストア価格は 229,800円。
Core 2 Duo(1.6GHz)/2048MB/80GB/ドライブ別売/13.3インチワイドTFT液晶(1280x800/WXGA)/AirMacExtreme標準搭載/Mac OS Xシリーズモデルです。

MacBook Air
"Air" と、正に的を射た様なネーミングの具現化に、マックユーザも、久々ですがその登場に拍手をもって歓迎しました。

しかし、あまりにモバイル用途に特化したためか?装備の面で、アレも無いコレも無いの、無い無い尽くしになったことも否めず、落胆するマックファンも少なからず居ると思います。また、 初物買いのユーザーも、そろそろ、この "MacBook Air" の実力を見極め、手放し始めたらしい?

そんなこんながあってか、この MacBook Air が、いま秋葉原の中古市場に大量に出回る様になりました。

現時点での中古価格は、おおむね 184,800円〜159,800円の幅がありますが、多くは179,800円あたりの値札が付いているようです。封筒に入るパソコンだと、テレビでも大々的に宣伝をしたものの、現実的に言えば、持って歩くにはデカ過ぎ。やはり、モバイルMacとしては12インチの "PowerBook" より小さくないと日本人には評価されない様な気がしています。

中古のノート型Macを探している人で、モバイルを必要としなければ、一世代前の MacBook Pro Model MA895J/A (Core 2 Duo(2.2GHz)/2048MB/120GB/15インチワイドTFT液晶/AirMacExtreme標準搭載)が、中古価格174,800円くらいですから、こちらの方が機能・性能とも遙かに上で、お買い得だと思います。

2008年6月13日金曜日

アキバの歩行者天国の中止は、当然と言えば当然だ

秋葉原のど真ん中で無差別通り魔殺傷事件が発生した事をうけ、千代田区は地元の町会や商店街の意見を踏まえ日曜・祝日に実施してきた歩行者天国(通称 "ホコ天")を当面中止と決めた。

秋葉原の歩行者天国

中止か存続かを巡る議論は千代田区や秋葉原地区の住民や商店街、所轄の万世橋警察署が、それぞれに賛否両論あるなかでの結論。こんな痛ましい事件があった後での "ホコ天" の中止は当然と言えば当然だ。

1970年代の高度経済成長時代、自動車の急増による交通事故の多発や排ガスに起因するスモッグなど環境問題に関心が高まるなか、クルマ優先から歩行者保護へ変革が求められ、"ホコ天" がスタートする切っ掛けになったようだ。たしか、東京都内では1970年夏に銀座、新宿、池袋、浅草で初めて実施されたと聞くが、自分としては銀座しか記憶にない。

今さらに調べてみると、そもそも "ホコ天" とは、車両通行止の規制を行い、車道部分を含めた道路全体を歩行者用道路として歩行者が安心して歩けるようにする警察署による措置の通称とあった。
普段はクルマが行き交う車道の真ん中を堂々?と歩けること自体が驚きで、また、街並みを今までと違った目線で眺めることで新しい発見もあった。

その後、原宿の "ホコ天" では竹の子族などと称する踊る集団や、ストリートパフォーマーなども現れ、当時の若者文化に大きな影響を与えると同時に、地元に与えた経済効果も見逃せなかった。しかし、原宿の "ホコ天" も、やがて羽目をはずす行為が目に付く様になり、結果的に自滅し廃止されてしまった。

当の秋葉原の "ホコ天" では、本来、人々が自由気ままに行き交うことが出来るはずの車道で、いわゆる路上ライブ?やコスプレ撮影会?などで、あちらこちらに人垣が出来て、まともに歩けない状況になってしまっている。
本来なら親子連れが気軽に歩けるはずの秋葉原中央通りで、公序良俗に反するかの様な行為をする者も散見されていたが、遂に万世橋警察署も重い?腰を上げ、街の風紀を乱す者の摘発に掛かっている。つい先頃も、自称アイドルが路上で公然と卑猥な行為をしたとして逮捕された。

しかし、逮捕は数少ない例で、ハッキリ言って万世橋警察署はこういった輩に手を焼いている。警官の姿を見るとパッと逃げる、姿が見えなくなると直ぐに戻ってくる、正にイタチごっこだ。
"ホコ天" の中止には、もちろん賛否両論がある。しかし "ホコ天" の原点は、時間を限っての遊歩道であって、居座ることは違法だ。今のアキバの "ホコ天" は、心ない不逞の輩に占拠を許し、百害あって一利無し、中止は自明の理かもしれない。

2008年6月10日火曜日

付属池田小事件と同じ日だなんて、忌日になってしまうのか?

自分が父に連れられて初めて秋葉原の露店街を歩き始めてから、とっくに半世紀が過ぎた。
永い永い時が流れ、電気街も変わった、道も変わった、歩く人も変わった、来る人の目的はもっと変わってしまった。

神田明神下通りと秋葉原中央通りの交差点、ソフマップ秋葉原本館のまん前

それでも万世橋警察署管内で小さなイザコザは有るにせよ、こんな凄惨な事件は無かった様に思う。ある意味、東京の繁華街でも治安は良かったはず? それなのに、こんな無差別通り魔殺傷事件が起きてしまったなんて・・・凶器は2トントラックと殺傷力の高い特殊なダガーナイフ。

「世の中が嫌になった。人を殺すために秋葉原に来た。誰でもよかった」と、判で押した様なカタチ通りのコメント。こんな身勝手な男により、通りすがりの七人の方が亡くなられ、十人の方々が重軽傷を負うなんて痛まし過ぎる。

毎週決まって土日のいずれかの日には、アキバ詣でを欠かさない自分だが、虫の知らせか、この日ばかりは体調悪くパス。それを知らずに、嫁いだ娘から安否を気遣って携帯へ掛けてきた。
テレビでチラッと視た惨劇な映像に、直ぐそこがアキバの何処だか分かった。神田明神下通りと秋葉原中央通りの交差点、ソフマップ秋葉原本館のまん前だ。

もしかしたら、現場に居合わせる確率も高かっただけに、心拍数がいつになく上がるのが気になった。このさい、コスプレも路上ライブも許すから、頼む、こんな男だけはアキバに来ないでくれ。それにしても、七年前の付属池田小の児童殺傷事件と同じ日だなんて、忌日になってしまうのか?六月八日は。

2008年6月5日木曜日

"山川惣治" って知ってる人・・・"おもしろブック" とか

先日、ふと思い出す事があり "山川惣治" をキーワードにしてネット検索してみました。

久しく忘れていた人の名前ですが、検索結果に驚きました。このキーワードでぞろぞろと出てくる山川惣治のプロフィール。こんなにたくさんヒットするとは、知らなかったのは自分だけだったのかと少々意気消沈。

山川惣治って言えば、何たって "少年王者" や "少年ケニヤ" を代表作とする、昭和20年から30年代に掛けて活躍した絵物語作家です。

今年の三月に生誕100年記念出版として "山川惣治" をタイトルに発行されたこの本は、少年王者をはじめ彼の名作の名場面集が一冊に纏められていました。

当時、私が愛読した、"少年王者" は、山川惣治の出世作であり、集英社の "おもしろブック" に連載され、密林のなかで孤児となった日本の少年が苦難を乗り越え、最強の王者になっていく絵物語です。

後には単行本も出版されましたが、今から思えば、ワイズミュラー主演のアメリカ映画 "ターザン" のパクリとも言えなくもありませんが、冒険・愛・ロマンで、戦後間もない日本の子供達を勇気づけた名作である事には間違いなさそうです。
魔法の笛を吹き鳴らし少年王者の命を狙う魔神ウーラや、怪力の持ち主で頼りになる味方のザンバロ、危ういところでは、いつもライトニングジープで現れる謎の怪人アメンホテップも忘れられないキャラでした。

それで、早速ながらこの生誕100年記念出版の "山川惣治" を買い求めに神田神保町へ出掛けました。靖国通りの書泉グランデへ立ち寄ったところ、在庫切れと言われ、しかたなく少し先の三省堂本店の一階で店員にパソコン検索をして貰ったところ四階に一冊あると言われました。
その四階も広くて、それらしいジャンルの棚を隈無く探しても見当たらず、半ば諦めつつ近くに居た店員に、下で言われた "らんぷの本" の棚と言うキーワード?を告げると、直ぐに案内してくれました。フロアの一番奥の方で、殆ど人影のない隅の棚にたった一冊ですがありました。直ぐ手に取りCASHDESKへ向かったのは言うまでもありません。





コメント(アーカイブ)

こちらも山川惣治のファン。
伊藤一刀斎の末裔、伊藤彦造のペン画には敵わないが、資料の少ない時代に動物の動きを克明に描写するデッサン力がすごい。
これら動物をデジカメ撮影して模写しているのですが、印刷-撮影-表示-模写段階で少しずつ解像度が落ちてきて、とても完全な模写は無理です。
最近「少年ケニヤ」第一巻に現れるカバを模写してアップしました。ただいまライオンを製作中・・・。
Posted by  ゾーロク at 2009.8.27 16:19:06
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山川惣治の絵には子供心をわくわくさせ、想像をたくましくしたものです。当然テレビなど無い時代ですから。ラジオドラマ化もされ「大アフリカの高原に、雪を頂くケニヤ山」で始まる歌詞だったと思います。主人公ワタル、ケート、セガそして大蛇などが登場していました。
Posted by  とも at 2010.6.15 20:55:38
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2008年6月2日月曜日

アカデミー賞受賞映画 "フォレスト・ガンプ" のDVDを観てから行った方がベター

かつて石川島播磨重工業の造船ドックとして栄えた歴史ある土地に、"アーバンドック ららぽーと豊洲" がオープンしてから未だ二年弱。レインボーブリッジも望める、東京港に面した絶好のロケーションで、文化施設やショップ、レストランが集まる都心に近い大型商業施設です。


たまたま訪れた日曜日は天気にも恵まれ、ショッピングを楽しむ人々やシーサイドで遊ぶ親子など思い思いの休日を過ごしているようでした。

ショッピングもそこそこに向かったのが、アメリカン・シーフードレストラン "ババ・ガンプ・シュリンプ" です。
このレストランは、1994年のアカデミー賞受賞映画 "フォレスト・ガンプ" をテーマにしています。
映画では、トム・ハンクス扮する主人公フォレスト・ガンプが、友人ババの意志を継ぎ、エビ漁業で大成功するところで幕を閉じますが、もし、その後、レストランをオープンさせたとしたら、こうなったのでは?という想定をコンセプトにしているところが、大変ユニークで面白い店作りだと思います。

映画のシーンを再現したような店内と、エビを中心にしたアメリカの南部料理が更に雰囲気を盛り上げます。
私がオーダーしたのは、"Mama Blue's Southern Charmed Fried Shrimp"と" Shrimp Cobb Salad" でしたが、正にエビ尽くしの料理で大満足。ただし、ここはアメリカン・レストランですから、盛りつけがビッグサイズで二人前?ほどあり、ペアで行ってシェアーすることをお奨めします。
なお、オーダーの仕方にも、この店独自の作法?があります。
テーブルに備え付けのクルマのナンバプレートの様な "RUN FORREST RUN" と書かれた青色のボードをめくると赤色のボードが現れ、それを見たウエイトレスがすかさず飛んできます。

そのボードには "STOP FORREST STOP" と書かれていますが、"フォレスト・ガンプ" の映画を観た方なら、直ぐにその意味がわかるでしょう。