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2007年8月22日水曜日

ソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナ"AN-12"を買った

今年の年初にソニーの短波放送も聴けるFM/AM/SWラジオ「ICF-SW7600GR」を買いました。永らく愛用していたICF-7600のリタイヤによる買い換えなんですが、いまBCLラジオって呼べるのはこれしかないみたいです。
ICF-SW7600GR

住まいは東京タワーに近く、FM放送は申し分ない受信状況ですが、AM放送は鉄筋構造の集合住宅のせいか?室内では感度が今いち思わしくありません。
AN-12一式
しかも、SW (短波放送)に至っては、雑音ばかりでハッキリ言って実用になりません。

室外にアンテナを設置すれば改善が期待されていましたが、我が家の事情でなかなか実現出来ず、また、余り目立つようなアンテナはご近所の目もあって如何かと思案していました。

それでも、何とかしなくてはと思いつつソニー純正のアンテナのスペックをNetで調べてみました。選択肢は少なく、私の今のニーズに叶うのは、LW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" だけで、その内容を引用すると、

LW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" の主な仕様
●妨害特性に優れたFET RFアンプ採用アクティブアンテナ
●短波、中波、長波の3帯域をカバー
●マンションのベランダ等にも取付け可能な小型、軽量セパレート設計。防滴構造
●アンテナ端子のないラジオ、ラジオカセットにも有効なアンテナカプラー付属

電源:DC9V(別売単3型乾電池×6個/外部電源ジャック定格DC9V)
周波数範囲:0.15〜30MHz (LW/MW/SW)、1.6〜30MHz(SW)
出力インピーダンス:50〜75Ω
同軸ケーブル:12m

<アンテナコントローラー部>
大きさ:幅80×高さ31×奥行140mm
質量:340g(乾電池含む)

<アンテナモジュールとアンテナホルダー部>
大きさ:幅89×高さ660×奥行135mm(アンテナをたたんだ状態)
質量:約1kg(同軸ケーブル含む)

付属品:アンテナカプラー ANC-2
  接続コード(ミニプラグ←→カプラー)、接続コード RK-69A(ミニプラグ←→ミニプラグ)
  
  
他に、適当なモノが見つからず、取りあえずこれを買うことにしました。
別件もあり、秋葉原へ行った折りにヨドバシAkiba館のラジオ売場で在庫を聞きました。
こんなモノを買う人はそうそう居ないはず?「お取り寄せします・・・」って、言われるのがオチとカウンター前で待っていましたが、暫くして、現品を抱えるようにして店員が小走りに戻ってきました。

AN-12のパッケージ
現物は予想したより大きなパッケージで、長手は50cmほどありビックリしました。
アンテナが収まっている訳で当たり前なんですが・・・それでも、欲しいモノがその場でゲット出来たことに満足しました。

現品を見る機会もなく買うことになってしまった訳で、後で分かったことは、アンテナ棒が50cm程度と想像していましたが、実は伸縮型のロッドアンテナで引き延ばすと三段構造で全長が150cmになることでした。それと、単3型乾電池6個で動作しますが、私のように長時間の使用には別にDC9V用のACアダプタを買う必要がありました。



ICF-SW7600GR
コメント(アーカイブ): (17)

AN-12の使用感はどうですか?やはりパイプには付けられませんか?私も購入を検討しています。ラジオは同じく7600GRです。よろしくご教示ください。
Posted by  ビギナー at 2007.9.17 07:43:03
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ビギナーさん、ICF-SW7600GRにおいて、FM放送は東京タワーに近いのでAN-12が無くても申し分ありません。AM放送は鉄筋構造の集合住宅のせいか?室内では感度が今いち思わしくありません。しかも、SWでは、雑音ばかりでハッキリ言って実用になりません。
それで、このAN-12を使用してみましたが、中波においては、夜間の場合は、日本全国の民放局の殆どが大なり小なり受信出来ているようです。もっとも小電力の中継局は除きますが・・・
短波については、Radio Japanのタイムテーブルを見ながらオンエアーしている周波数をテンキーでダイレクトにインプットすると、同じ時刻の放送でも周波数によっては聴こえたり聴こえなかったり色々ですが、まあまあの実力ではないでしょうか。
アンテナの取付ですが、取付金具の縦と横を入れ替える事により、丸棒でも角棒でもベランダの手摺りでも、かなり自由に取付が出来ます。
Posted by  BlueMac at 2007.9.17 23:50:21
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早速のお返事ありがとうございました。参考にさせていただきます。
ブログもよく拝見しています。これからもよろしくお願いいたします。
Posted by  ビギナー at 2007.9.18 21:21:32
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こんにちは。高層マンション在住で、ベランダでは視聴できるAM放送のMBS1179を室内では全く受信できません。こちらを拝見して「ICF-SW7600GR」を購入しましたが、安物のポータプルラジオと同じ雑音ばかりでがっかりしました。AN-12を電気屋さんに依頼をして取付けようと思いますが、視聴できるようになるでしょうか?ACコードを利用したいのですが、窓が閉まらないことから、配線処理を専門家に任せる予定でおります。ご助言の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
Posted by  機械音痴 at 2010.12.30 16:39:41
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機械音痴さん、一般的に、現在の高層集合住宅では、長波や中波、短波放送の受信には難があります。
鉄筋構造のため、窓際は別として、室内では電波が遮蔽され受信状況が思わしくありません。
安物のラジオはもちろん、ICF-SW7600GR でも同じ様に雑音ばかりになってしまうことは容易に想像されます。
ベランダで受信出来るのであれば、AN-12 を用いれば室内でも効果が期待出来ると思います。
恐らく AN-12 では、十倍位に電波を増幅して受信機の方へ導いていると推測しています。
取付などは比較的簡単で、ベランダの手摺りなどに素人でも付けることが出来ます。
AN-12 から受信機までのケーブルも付属していて、10mmほどの穴があれば、そこを通して室内に引き込めば良いと思います。
エアコンの配管の隙間とか換気扇の隅とか、ご自分で探されてみては如何でしょうか?工事として業者に頼むほどのことは無いと私は思います。
私の場合の事例として、受信状況や取付方法など、参考までに以下のURLをご覧下さい。
http://pub.ne.jp/bluemac/?cat_id=89328
Posted by  BlueMac at 2010.12.30 20:04:39
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初めてコメント致します。
ICF-SW7600GRについての情報を集めていたところ当サイトにヒットしました。
この機種の購入を現在検討中です。
アンテナ端子のインピーダンスが気になっていたのでですが記事中に50Ωから75Ωと記載されていのが目に止まりました。
この数値は仕様書からの引用でしょうか?
もしもこの数値が確かならアマチュア無線のHFダイポールとVHFのGPアンテナを流用できるかも知れないと期待しているところです。
記事が古いのでお返事を頂けるか心配ですが気長に待ってます。
Posted by  USED at 2012.1.26 17:41:32
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USEDさん、ご質問にお答えします。
「アンテナ端子のインピーダンスが50Ωから75Ω・・・」の件ですが、これはソニーの "AN-12" の定格に掲載されているモノです。
ただし、この "AN-12" からの出力ケーブルは細いケーブルで先端は3.5φの2極プラグとなっています。
一方、"ICF-SW7600GR" のEXT Ant. は、当然ですが3.5φの2極ジャックで、50Ωとか75Ωを云々するようなスペックではなさそうです。
それに、"ICF-SW7600GR" の定格ではアンテナの入力インピーダンスは明示されていません。
"ICF-SW7600GR" の付属品に 5m位のビニールケーブルがあり、これをロットアンテナにクリップするか、同じく付属のアンテナコネクターにアンテナ線とアース線を繋ぎ、EXT Ant.へ差し込んでも使えます。
ダイポールとVHFのGPでしたら、ロングワイヤー的に片側を使うのが適当だと思います。また、あまり外部アンテナを長くすると強力なラジオ局やテレビ局の抑圧?で、逆に感度が下がったりする事もありそうです。
"ICF-SW7600GR" を窓際に置けば結構感度は良いですし、部屋の奥などで電波の届きにくい場所では "AN-12" が効果を発揮します。
Posted by  BlueMac at 2012.1.27 13:36:00
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お返事ありがとうございました。
AN-12のインピーダンスでしたか?
お話を聞いて納得しました。
アマチュア無線のアンテナが50Ωなので受信機が50Ωならしめたと思ったのですが・・・
とりあえず、コネクターの変換か抵抗でもカマして75Ωにしてやるか考えていたところでした。
でも50Ωでいけるのならコネクターの変換だけで済みそうですね?
 以前からBCLと共にアマチュア無線も楽しんでおります。最近、HF機(IC−731S)が老朽化しており局部発振器の接触不良により受信不能に陥ることがあります。そこで、代わりになる受信機がないかと探しておりました。
最近では、中国製の安価な受信機もあるのですがやはり国産のものが外れがないので良いかもしれないと思い検討に至りました。
Posted by  USED at 2012.1.27 13:59:13
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築15年の鉄筋コンクリートマンション4階に住んでいるんですが室内でラジオ日本の受信ができなくていつもベランダにループアンテナを無理やり出したまま聞いてます。。ソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナAN-12購入を検討中なのですがソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナ"AN-12を購入することで改善される可能性はありますかね?
Posted by  AKIVA at 2012.4.13 15:29:22
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AKIVAさん、一般論ですが、ベランダに出したループアンテナで聴けているなら、AN-12でもある程度の効果は期待できると思います。AN-12は、鉄筋の室内の奥の方とか、LW/MW/SWなどの電波の届きにくい環境で用いる事により、受信状態の改善を図ることができます。
Posted by  BlueMac at 2012.4.13 20:15:05
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BlueMacさん、ご無沙汰しております。 あれから早速、ネット通販でICF-SW7600GRの並行輸入版を購入しました。当初、HF機の代替えに受信だけでもと思い間に合わせで買ったつもりでしたが、予想以上の出来に驚きました。まず中波については、内蔵バーアンテナで日中でも隣県の電波を了解度4で捉えることができました。 
また、短波放送は隣国の国際放送であれば内蔵ロッドアンテナとAN-71で十分にワッチ出来ました。
但し安定した受信環境を得るには外部アンテナは必須だと思いました。そこでHFのVダイポールアンテナを接続して違いを確認してみようと思い試行錯誤しました。 その結果、MP型からMJ型で受けてピン端子に変換するコネクターを接続しピン端子から3.5ミニプラグに変換するアダプターを接続しアンテナ端子に接続する形をとりました。
何だか物々しい状態になりましたが、パーツ屋にある部品では、この方法でしか在庫がありませんでした。そうそう、肝心な受信感度は、やはりさすがは外部アンテナだけあり、電波が弱かったロシアの声(ペドロパブロフスク・カムチャツキー中継)がとても良好に受信できました。パソコンの録音ソフトに表示された波形をお見せ出来無いのが残念です。あと、アマチュア無線のワッチも十分に耐えうるものがあり大変満足しております。いろいろとアドバイスをいただき有難う御座いました。
Posted by  USED at 2012.4.23 22:43:13
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USEDさん、ICF-SW7600GRとAN-12の組み合わせで良い結果が得られたようで良かったですね。
最近の短波ラジオはかなり性能も良く、受信出来る出来ないはアンテナ次第で決まると言っても良いでしょう。
アマチュア無線用のアンテナを流用するのも手かな?と思いますが、送信しませんからSWRなど気にする必要はありません。 SWL/BCLの場合は、アンテナを特定の波長に共振させるより、広帯域であることが必須です。
私の場合、MW/LWはICF-SW7600GR、SWはTS-2000SXかTS-590Sでワッチしています。
Posted by  BlueMac at 2012.4.24 01:06:08
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お返事有難う御座います。
使用したアンテナは付属のワイヤーアンテナ(AN-71)とアマチュア無線のHF帯(7M・21M・28M)に対応した短縮型のV型ダイポールでした。流石に、7M帯〜21M帯の感度は共振しているだけあり良好でした。
あと3.5M帯くらいまではV型ダイポールでも十分に良い結果を得ることが確認できました。ただ、中波と長波についてはあまり良く有りませんでした。仰るとおり受信に関しては、あまりSWRは気にする必要はなさそうですね。どうしてもインピーダンスだけは信号を上手く拾えるか気になっていましたが、大抵の無線通信機器の場合は50Ωか75Ωの何れかなので深く考える必要もなかったのかなと思いました。
Posted by  USED at 2012.4.24 10:12:07
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 私も買いました。本日。地方在住者なのでアマゾンでかいましたが、アマゾンマーケット(っていうのかな)の業者さんからです。
 今使っているラジオはICF7600DAです。本体がかなりへたっているみたいで、あまり恩恵は感じません。ラジオ本体を買い換える必要があるみたいです。
 自分のブログにも書きましたが、アンテナについている接続端子がミニジャックだけなので、それが不便ですね。あとは簡易型のものだけで、本格型に有効なBNCや裸線もついていたらよかったのにと思います。
 ベランダから室内に引き込む時にサッシでは締められないのもポイント低いです。
 地方在住者のよさを生かして庭にアンテナたてればよかったのかと反省しています。(笑)
 来月か再来月には新しいラジオを買おうと思いますので、真の評価はそれからでしょう。
Posted by  KAZZ at 2012.7.17 03:52:42
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KAZZさん
ICF-SW7600GRには、単線をアンテナ端子へ接続出来る様にした "アンテナコネクター" や、数メートルのビニール線を巻き尺のようにグルグル巻き込んで、使用する時に、引っ張り出して用いる "コンパクトアンテナ" も付属しています。
BNCは、同軸ケーブル用なので、ケーブル自体が太くて固く、BCLラジオでは使い難いし、ワザワザ使うメリットは無いように思います。
"AN-12"は、部屋の奥など、電波が十分に届かない状況を何とか解消するために、屋外に出したアンテナで拾った電波を屋内に引き込む役目をしています。
つまり、鉄筋コンクリートの壁などで遮蔽され、弱くなってしまった電波を、元のレベルくらいに補償することが目的です。
ですから、窓際など、BCLラジオ単体で十分な感度が得られる場合に、これを用いると、ラジオが過大入力となり、受信音が歪んだり、AGCが働いて弱い信号を更に弱くしてしまうこともありそうです。
参考までに、以下もご覧ください。
http://pub.ne.jp/bluemac/?navi_id=30017
Posted by  BlueMac at 2012.7.17 12:41:42
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このソニーのアンテナはマンション住民向けですね。しかし、そうなると益々サッシを締めても受診できるBSアンテナなどであるようなものがあったほうがいいでしょう。アンテナケーブルを改造して作れるかもしれませんが。
BNCに対応して欲しいと考えているのは次に買うラジオとしてTECSUNのS2000を考えているからですが、たしかにソニーのアンテナなんだから、ソニーのラジオを買うべきかもしれません。
自分の適していたのはアペックスの以下のアンテナだったかも知れません。
http://item.rakuten.co.jp/apexradio/750691/
自分の状況と受信機を考えてアンテナを選ぶべきで何でもオールマイティなアンテナは無いのです。
Posted by  KAZZ at 2012.7.18 21:58:01
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KAZZさん
説明書にもありますが、"ICF-SW7600GR" のAM EXT ANT端子には、純正アンテナの駆動用電源として直流電圧が出力されています。つまり、アンテナ部に直付けの FET RFアンプへの電源供給が手元から行われているようです。
それ故、付属のアンテナケーブルには、直流と高周波信号が重畳して伝わり、アンテナ側と受信機側それぞれで、RFとDCに分離されるようです。
ですから、純正以外のアンテナを接続した場合、アンテナの構成が、直流的にみて低抵抗の場合は、ショート状態になり "ICF-SW7600GR" の内部回路が損傷することが予想されます。
アペックスの "303-WA2" の商品説明では、混変調や相互変調の心配が無いと強調していますが、それらは、アンテナの問題では無く、受信機の高周波段の性能に関わることで、アンテナの性能を云々することではありません、全くのお門違いですね。
避雷針?の様な 1.8mの金属棒と 1.5mのロッドアンテナ+ FET RFアンプ内蔵の"AN-12"と、どちらが良いか?個々のお考え次第だと思います。
Posted by  BlueMac at 2012.7.19 13:34:16
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