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2014年7月15日火曜日

シノゴから jpegデータを作りたいが・・・

俗に、「出力センター」とか?呼ばれる店舗がある。
一般的なコピーやプリントアウトから、製本やポスター印刷、名刺作成など、印刷に関するサービスを提供している。例えば、3mを超える横断幕や販促用のシール印刷など特殊な印刷物も引き受けてくれる、プロやセミプロには頼りになる店だ。

写真用フィルムのサイズ比較表

ふと、思いだし、4x5判のカラーフィルムをデジタルデータ化して貰おうと、近くの店を訪れた。カウンターに居る受付嬢に「シノゴからデータを作りたいが・・・」と告げると、怪訝な顔で「シノゴ」「シノゴ」と呟きつつバックヤードへ消えた。

暫くして、イケメンのお兄ちゃんが、35mm判やブローニー判サイズの穴の開いた板を持って出て来た。趣旨は通じたらしく、透過原稿ユニットの付いたフラットベット型のスキャナーに、これをあてがい、スキャンしますと、一言あり。

改めて「シノゴ」用は無いのか?と問えば、それって何ですか?と言わんばかりに暫し無言になった。要するに、プロの現場の若いスタッフには「シノゴ」は、既に死語になっているらしい。自分が以前に持ち込んだのは、だいぶ前のことで、その後、急速にデジカメが普及し、プロのスタジオ用カメラもデジタル化したようだ。

それ以前、商業写真は、一も二も無く4inch x 5inchサイズのカラーフィルムをカートリッジに収め、それをカメラに装填し、引き蓋を引いてフィルム面を露出させ、シャッターが切られた。

当時、一般に使われていた 35mm判のフィルムと比べれば、とてつもないサイズで、それだけ高解像度の画像が得られた。私が、撮影現場に入り浸りしていたのは二十年も前の事で、技術の進歩は何事に付け、新しいモノに置き換えられ、その変わり様にはタダタダ驚くばかりだ。

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