師走の秋葉原のあるPC店で何とアップルの "eMate 300" がショーケースにあるのに偶然?遭遇しました。前回、この同型モデルを目撃したのは数年前だったと思います。
ガラス越しに見る "eMate 300" は、かなりの美品で傍らにはオリジナルのパッケージまでありました。
コレを手放したマックユーザー?は一体どんな気持ちだったのか?はかり知れませんが、それなりのマニアには正に垂涎のお宝かも知れません。パッテリーで働くと添え書きがあり、一応ブートする?ようですが詳細は分かっていません。
"eMate 300" は、解像度480x320、16階調のバックライトつきのディスプレイとスタイラスペンとフルサイズのキーボードと赤外線通信とマッキントッシュの標準シリアル/LocalTalkポートを装備し、電源は内蔵された充電式のバッテリーから供給され、満充電で28時間使用できたようです。この "eMate 300" ですが、傍らの値札に五万円弱の数字が付いていました。
"eMate 300" は、1996年、アメリカで発表されました。
ポリカーボネート製で、半透明の緑色(ゴジラグリーンとも呼ばれた)の筐体で、付属のスタイラスペンで液晶画面にイラストを描くことが可能でした。
アメリカでは幼稚園児から小学生までの教育用として開発され、後に市販されましたが、日本への正規輸入は行なわれず、1998年、Newtonプロジェクトが中止になったため、後継機もありません。
しかし、"eMate 300" のコンセプトは、その後、1999年に発売された300MHz PowerPC G3プロセッサを搭載したホタテ貝の様なユニークなカタチの初代の"iBook" いわゆるクラムシェル型に生かされたのではないかと今更ながらに思い起こさせます。
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