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2014年2月20日木曜日

Mac OS9時代の PowerBookで、無線LANは可能か?

超レガシーな PowerBookで、ネット接続したい人からの問い合わせが今でも多くある。それで、私なりの回答を以下に示しておく。
PowerBook G3 (Lombard)
私も 2006年頃に、手元の Old Macの PowerBook G3(ロンバード)で無線LAN接続を試みたことがあった。

当時は、秋葉原のジャンク屋で ENTERASYSの無線LAN Card (IEEE802.11b 11Mbps Wireless LAN Card PCMCIA [CSIBD-AJ])が数多く出回っていて二千円足らずで買えた。もちろん、表向きはウインドウズ用だったが、ネットなどで調べるとマックでも動作している事例があり、ダメ元で試してみた。
問題は、ドライバーソフトの入手だったが、当のメーカーの HPからマック用がダウンロード出来た。

ENTERASYS
ハードウェアとドライバーが揃えば、後は設定だけだが、難解な表現の英文に四苦八苦、その後の試行錯誤もあったりしたが、何とかネット接続には成功した。

たぶん、それから八年後の今日でも動作はするが、ネット接続には、大きな難関が待ち受けている。先に結論から示すと、Mac OS9時代の PowerBookでの無線LAN接続は、力不足と言わざるを得ない。

何故なら、このLAN Cardは、 IEEE802.11bだけで通信する為、無線LANルーターの設定が自動切替(b/ g/ n)だと (この時代の) LAN Cardは b を選択出来ない。
それ故、無線LANルーター側の設定を変更して b に固定することになるが、接続中の他の Mac/PCのスピードダウンは免れない。

更に、暗号が WEPだけなので、WPAしか対応しない最近の無線LANルーターは、そのままでは使えない。止む無く、暗号をオフにし、スルー状態で接続するしか手は無いが、セキュリティの面では薦められない。

最後に、Mac OS9時代のブラウザは、今となっては非力。最近の手の込んだコンテンツを、まともには読み込めないし、スピードも遅く、実用性に乏しい。無線LANを考えるより、まず、有線LANでネット接続を試みれば、結果は歴然で、諦めも早いと思う。

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