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2011年10月19日水曜日

ジョブズの追悼式、スタンフォード大学でしめやかに、

今月5日に亡くなったアップルのスティーブ・ジョブズの追悼式が16日(日本時間では17日)にカリフォルニア州のスタンフォード大学でしめやかに営まれた。
同大学の教会で行われた追悼式には、ゴア元副大統領やグーグルのペイジCEOが参列。アップルと特許侵害訴訟中のサムスン電子の李在鎔COOの姿もあったとか……3日後の19日には、アップル本社で従業員向けのお別れの会が開かれるそうだ。

フラリと立ち寄った書店で、平置きされた本のなかの「スティーブ・ショブズ」のタイトルに思わず手が出た。
二冊とも買ったが、いずれも「ショブズ」の追悼号。
アップルの起業から挫折と復帰。起死回生のiMacから始まった復活へのサクセス・ストーリーは、iPodやiPad、iPhoneの大ヒットで、正にアメリカンドリームは、かく在るべきと世に知らしめた。
また、ヒット商品創造の為の彼のビジネス哲学や基調講演で聴衆を魅了するプレゼンテーション。そしてCEO退任、IT業界のカリスマ経営者としての早過ぎた永眠までの軌跡と追悼が綴られている。

アップルとの付き合いは、Macintosh IIfx と SE-30 との出会いから始まった。
特に Macintosh IIfx は、性能も価格も一桁上を行く、正にモンスター・マシンだった。
それはMS-DOSとの決別を決定的なものにするほどの衝撃的な出会いであり、その後の人生を大きく変えたと言ってもいい。以来、マックとは正に比翼連理いや不即不離の関係に至り、四六時中、マックと一緒に居たくて転職まで決心させてしまった程のパワーを秘めていた。
しかも、赤い林檎は正に毒林檎? 囓ったら最後、ウインドウズは霞の彼方の異教の世界に見えたが、今にして思えば幻想だったのかも知れない……
Macintosh II、Macintosh SE、PowerBook、Macintosh Color/Classic、PowerMac 7K/8K/9K/G3、iBook G3/G4、eMac、PowerBook G3/G4、MacBook/Pro、iPod shuffle/nano/160GB、iPod touch、iPad、iPhone 3G/3GS/4……良くも悪くも、手の届く限り試してみた。
その多くに、驚きと感動があったが、時には裏切られ臍を噛む思いは、浄財が少ないからか、信心が足りないからだと反省しきり。今では、アップルのエバンジェリストを自負する自分に気恥ずかしさが無くなり、マックは生涯の良きパートナーと敢えて高言したい。
そして、いま、このカリスマ経営者の永眠した「2011年10月5日」を彼と共に私は忘れない。

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