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2013年3月13日水曜日

パンスターズ彗星、観えたぞ?

パンスターズ彗星が近日点を通過してから二日目の夕方、再度、お台場へ出掛けた。


昼間からの晴天が続いていて、バスがレインボウブリッジを通過する時には西日が眩しく西の空の様子は分からなかった。フジテレビ前で下車し、小走りにアクアシティーの屋上へ到着した頃、太陽は対岸の品川埠頭の向こう側にある天王洲アイルの高層ビルの背後に隠れようとしていた。

上空はまだまだ青空だったが、太陽の沈みゆく方向は、まさに茜空で、丹沢山系の稜線と富士山のシルエットが薄墨色に見えた。雲は有るものの、視界は良いと思いつつ、目指す南南西の方向に目を戻すと、何と何と天空に長く尾を引く彗星らしきものが忽然?と視界に入りビックリ。

時刻は午後六時頃で、想定していた方向と一致、高度も高層ビルの上、これはパンスターズ彗星に違いないと思った。上空はまだまだ明るく、木星以外は見えない状況下ながら、意外に明るく見えた。目視で捉え、双眼鏡でも観て、デジタル一眼で何枚か撮った。

帰宅後、撮影データをマックに取り込み、ディスプレイで見てみたが、何となく、彗星本来の形では無いような印象だった。
アップで見たり、画像のコントラストを変えたりして、子細に調べると、彗星のコア(核)がハッキリしない割にダストテイル(尾)が立派すぎる。
全体が暗ければコアしか見えず、条件が良ければ、微かにダストテイルの存在が分かる程度が普通らしい。

右の画像は、左より十数分前に撮影したが、二条の白雲を引き高速で移動していて、ジェット旅客機であることは明らかだ。
お台場から羽田空港までは、海を隔てて滑走路の端までが七キロメートルほどで、羽田離着陸の機体は茜空に黒いシルエットでそれとわかる。左の画像も、恐らく、東京湾上空を高高度で通過して関西方面に飛ぶ機体が引く、これも飛行機雲ではないかとの結論に至った。残念だが明日以降、デジカメで彗星をキッチリ撮るまでは、このチャレンジは終わらない。

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