天文雑誌によると、パンスターズ彗星が三月十日に近日点を通過するとあり、昨年末より気に掛けていた。しかし、当日は、三月にしては珍しく、昼過ぎに25度を超えて夏日となり驚かされたが、それもつかの間、一天にわかにかき曇り、都内は煙霧で覆われ数百メートル先が霞んだ。そんな異常気象?に彗星を観たい気持ちも一瞬萎えた。
翌日は、朝からの晴天で、日没近くなっても上空は雲一つ無い青空、今日こそはっと、双眼鏡とデジカメをバッグに入れてお台場まで出掛けた。
お台場でもアクアシティー前の展望デッキが、彗星を観るにベストと前々から考えていた。
対岸の品川埠頭までは約一キロメートル、その背後にある天王洲アイルの高層ビル群までは二キロメートルほどだ。その高層ビル群の合間に太陽が沈む。だが、今日は、この方向は曇が掛かり日没も雲間に隠れ確認できなかった。
視界が良ければ、この方向に丹沢山系の稜線と富士山のシルエットがクッキリと見え、薄墨色の稜線の上に彗星が見えたかも知れない。明日以降も、夕方の天候次第だが、一週間くらいは、お台場通いになるだろう。
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