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2014年2月11日火曜日

昭和とは、こんな時代だった、

書店で、そのタイトルに目を引かれ、思わず買ってしまった一冊。
「泣いて笑って夢に生きた 昭和時代」

何となく普段の忙しさに紛れ、そのまま他の本と一緒に積んであったが、急に思い出し、手に取ってページを繰ってみた。天下太平の平成も、はや四半世紀が過ぎているが、戦禍にも遭った昭和の暮らしの方が自分としては、まだまだ長い。

昭和元年は一週間に満たず、昭和64年は一週間で平成に元号が変わり、在位六十二年と二週間あまり、歴代の元号としては一番長いかも知れない。

昭和と言えば、何と言っても大戦を経験したことだろう。戦陣に散り戦火に倒れた多くの人々を思う時、それを転機に日本と言う国が大きく変革し、今の私達の毎日があるように思う。

一年毎に見開きページで、その年その年の出来事が写真と共にある。

まずは、自分の生年のページを開いてみた。親からもたびたび聞いては居たが、やはり「戦」の字が多くあり、そんな時代だったことを改めて受け止めた。

しかし、ページを繰る毎に、暮らしぶりが次第に良くなっていく様が読み取れて、驚異的なスピードで戦後の復興と繁栄を自助努力で成し遂げたかが分かる。

焼け野原にリンゴの歌は流れ、昭和39年の東京オリンピックに熱狂、国民的スターが生まれ、バブル景気に日本中が踊らされた。

そんな激動の昭和を、大衆文化を中心に浮き彫りにしている。懐かしい写真も多数ある。エネルギッシュな昭和パワーに触れ、暫し元気になれる一冊かも知れない。以下はコンテンツの一部だが、昭和と言う時代の早分かりだ。


昭和0年代(ヒトケタ)新しい時代の幕開け

暗い昭和の幕開けもどこ吹く風のモボやモガ
国内に思想弾圧 満州で関東軍暴走!
日本の戸締り 誰がする?
やーとな それ ファッションだショイ

昭和10年代 ススメ軍国日本

誰が天皇を「機関」にしたか?
帝都戒厳令とチョンギリ事件
中国と開戦!宣戦布告なし
特攻は誰を救ったか?

昭和20年代 時代の大転換

ぼんやり見上げる青い空
ラジオと生きる
世界に跳ねるフジヤマのトビウオ!
テレビ時代の幕ひらく

昭和30年代 経済成長へ走る

神武以来の好景気
もはや戦後ではない?
有楽町で俺は待ってるぜ
これで世界の仲間入り

昭和40年代 熱狂は頂点に

テケテケテケで明け暮れる
高度成長の「昭和元禄」に大学紛争の嵐!
GNP第二位モーレツに突き進む
チョーさん辞めないで角さんはどうぞ!

昭和50年代 安定への模索

使い捨てライターに何やら自分の姿を見たりして
おごる日本はひさしからず
一日三語で過ごすムスメたち「ウソー!」「ホントー?」「カワユーイ!」
弱男・強女よ 大根めし 食ってみろ

昭和60年代 バブルの到来

貿易収支は超黒字 その金やいずこ?
チェルノブイリでバン!しあわせって、なんだっけ、なんだっけ?
バブルに溺れる最中にあの顔、この顔、夜霧に消えた
世間の波よ静まれ 昭和天皇 病おもし

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