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2013年6月14日金曜日

MacOS X の名称は、フォントの例に倣うのか?

この秋から、登場する予定の MacOS X "Mavericks" は、アメリカ西海岸の地名らしいことが分かった。ネコ科から、何故、地名になったのか?その経緯は今のところ分からないが、ふと思い出したことがある。
昔々の OS に組み込まれたフォントの名称に、地名が付けられたモノがあった。
思い出してみると、欧文では、"Chicago", "Geneva", "Monaco", "New York" などが、それである。

MacOS X 以前からのマックユーザーなら、和文フォントの "Osaka" を知らない人は、まず居ないと思う。

かって、アップルは、本格的な日本進出にあたり、Macintoshに和文フォントや FEPを対応させた OS、いわゆる、「漢字Talk」をリリースした。

この OS名称は、1986年の Macintosh Plus の登場から、1997年に 「漢字Talk 7.5.5」のバージョンアップ Mac OS 7.6 に名称変更されるまで使い続けられた。

漢字Talk 1.0 (System 3.0) は、スクリーン・フォントとしてゴシック体の "Sapporo" が採用され、他に明朝体のフォント "Kyoto" を搭載していた。漢字Talk 2.0 (System 4.1) では、 "Sapporo" に代わって ゴシック体のフォント "Osaka" が搭載され、これが、後の MacOS 9 までデフォルトのシステム・フォントとなった。

一時期、DTPに関わっていたが、最近は、フォントに疎くなり、改めて調べてみると、何と "Osaka" は、Mac OS Xでも標準インストールされている唯一の和文の等幅フォントであり、その長命さにタダタダ驚くばかりだ。今さらに思うが、何故に "Tokyo" は無かったのか?

これらフォントの例に倣い、これからの MacOS  Xの名称は、Sacramentoとか San Jose、Long Beach、Stockton、Montereyなど、カリフォルニア州にある地名が次々と登場することになりそうだ。

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