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2014年1月12日日曜日

昨年は「彗星」で大騒ぎ、今年は「皆既月食」くらいか?

時々行く書店では iPhoneや Macの本を手に取るが、今回は「星ナビ」2月号を買った。タイミングを外し 1月号を買い損ねていたが、2014年の天文現象が気になった。

星と言うか、天文現象にすごく興味を持っている訳でもないが、天体の特異な現象は誰しも気になるはず。付録として、「星空ハンドブック 2014」が綴じ込まれていた。月ごとの主な天文現象が掲載されていて、予め一年間を通しての見どころをチェックしておけるので便利だ。


昨年は天文ファンならずとも、多くの人々が関心を寄せたビッグな天文現象が二回もあって、ちょっとした天文ブームにもなった。パンスターズ彗星とアイソン彗星が接近する「彗星の年」との触れ込みだった。
しかし、文字通り彗星は水物だけに、地球に接近して来ないと見えるとも見えないとも分からないから、淡い期待だけにしておこうと思っていたが、現実にはその通りになってしまった。


春浅く冷たい風のお台場で、夕日の沈む空を幾度も双眼鏡片手に目を凝らしたが、確証を得られないまま、パンスターズ彗星は遠ざかってしまった。

秋のアイソン彗星は朝方の空に見えたようだが、宵っ張りの朝寝坊の自分には、まず無理と、はなから諦めた。
最も、そちらの方角は高層ビルが林立していて絶望的だったが、近日点通過時に崩壊消滅のニュースを聞き、未練も無く諦めることが出来た。

今年のハイライトは、10月8日の皆既月食、4月15日の部分月食、9月28日の土星食、4月14日の火星最接近などが、素人的には分かり易い天文現象だが、華々しい物は無さそうだ。

この「星空ハンドブック 2014」で日々の天文現象を知り、その日その時刻には、時間があれば夜空を仰ぎ見ることになる。
凍てつく夜半の東空にオリオン座が、明るく輝く木星を従えるように上がってくる。主星のベテルギュースは橙黄色の変光星だが、星としての寿命は尽き掛けていて、いつ超新星爆発しても不思議ではないとされている。

数日前にも NHK-BSで再放送されていたが、それが明日とも、千年万年後かも知れないが、宇宙の時間からすれば大差ないことのようだ。できれば、この星の最期の輝きを、天体ショーとして観たいものだ。


都心の夜空は、明るくて、普段は敢えて星を見上げることも無いが、それでも、冬の晴天の夜空は予想外にたくさんの星々も見えて興味深い。もっとも、自分は天文マニアではないので、五惑星と十二星座くらいしか分からないし、それくらいしか見えなくても現状では十分満足している。

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