昨日の激しい降りが嘘のように今朝から晴れ上がった都心では、何時もながら東京タワーの塗色のインターナショナルオレンジが、抜けるような青空に鮮やかさを増していた。
二十四節季のひとつ「啓蟄」は、今週六日、その半月後には「春分」となり、タワー周辺の芝公園は、例年通り、花見客で溢れることになる。
既に半世紀以上、芝公園の中に建っている東京タワーだが、その姿は刻々と変わって来た。
特に目立ったのは、あの 3.11の激震で最頂部のアンテナの心棒がくの字に曲がり、それの交換や、地デジ化に伴うテレビ放送用のアンテナの撤去とFM放送用のアンテナの移設などもあった。
それらに併せて、アンテナを支持しているタワー頂部の鉄骨部も大きく改修されたことだ。
通りすがりに漠然と見上げる者には分からないが、見慣れた者でも、その変わり様には驚くばかりだ。
昨年末までに、改修工事の為の足場囲いや資材を吊り上げる滑車やロープなども片付けられた。
それに加え、数年に一度の塗装の塗り直しもあったりしたが、年初にはスッキリとして、タワー本来の姿が見えるようになった。
夜は夜で、毎日、日没から午前零時まで都心の闇に映えるタワーのライトアップも見事だ。寒さが緩めば、夜に訪れる人も多くなりそうだ。
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