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2015年9月13日日曜日

テケテケ・ギタリスト、ベンチャーズのドン・ウィルソンがラスト・ツアー

戦後の七十年間で、老若男女を問わず認知度が高かった外タレを挙げると、まず、デビュー曲(Diana)が、いきなりビルボードの1位にランクインし、来日した「ポールアンカ」だ。誰もが、大穴〜?と口ずさむ程の人気だった。
ロック歌手の山下敬二郎がカバーしてロカビリーブームを巻き起こし、日劇ウェスタンカーニバルでのファンの熱狂ぶりが社会現象となった。
1990年頃に買ったLDだ。CDは12cm だが、こちらは30cmのディスクが収められている。
ジャケットに iTunes Cardを載せて撮ってみた

もう一人がドン・ウィルソンが率いる「ザ・ベンチャーズ」だ。
それまでには無いエレキギターによるテケテケ奏法は、インパクトを持って日本全国津々浦々に知れ渡り、テケテケ・サウンド = ベンチャーズと広く認知された。
'60年に「ウォーク・ドント・ラン」を全米ヒットさせ、'62年に初来日。日本でも'64年夏、「ダイアモンド・ヘッド」が大ヒットし、'65年にも来日公演を行って、日本に空前の「エレキ・ブーム」を巻き起こした。

'88年から、毎年のように日本でのツアーライブを行い、日本に住んでいる?との噂も出るほど、日本人には馴染みのテケテケ・サウンドが定着した。今では、日本各地のコピーバンドは数知れず、特にオヤジバンドの力の入れようは半端で無い。

ザ・ベンチャーズのオリジナルメンバーは5人。
結成から半世紀が過ぎ、その間にリードギターのジェリー・マギー、ノーキー・エドワーズが脱退後、96年にドラムのメル・テイラーが他界、05年にはベースのボブ・ボーグルがツアーを脱退。残るは、ドン・ウィルソンだけとなった。

最後のオリジナルメンバーとしてベンチャーズを牽引してきたが、高齢のためハードスケジュールをこなすことが難しくなったとして、ツアーから離れることになり、最後の日本公演で7月に来日した。


ドン・ウィルソン最後の来日公演は、7月17日松戸市民会館を皮切りに、全国28都市、38公演し、今日(9月13日)大阪サンケイホールブリーゼで幕が下りる。

ツアーからドン・ウィルソンが抜けても、ベンチャーズは永遠に不滅だ。

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