毎日、窓から眺めてきた東京タワーだが、その姿カタチは変わらない、変わるはずもなかった。
しかし、この春から、最上部にあるアンテナ交換の工事が本格的に始まった。前々から予定されていた地上波デジタルテレビ用アンテナへの取り替え工事だ。
昨年の東日本大震災の時の大揺れで、交換を予定していた最上部のアンテナの心棒がくの字に曲がってしまった。しかし、ちょうど一年前の七月二十四日のアナログ放送終了までそのまま送信は続けられた。
今年の春から、アンテナの下の部分に、工事用の足場囲い出来て、日を追う毎にアンテナが短くなるのが遠くからでも視認出来るようになっていた。
交換されるアンテナの心棒は、短く切断して地上に降ろすらしく先週末には、遂に見えなくなった。
どんな様子なのか、今日になって芝公園まで行き、タワーを見上げてみると、少しだけアンテナの先端が見えていた。恐らく新しいアンテナの先端らしい。
気象条件が良ければ、八月中には新しいアンテナの心棒が設置され、元の333メートルに戻るらしい。
それまで、五十数年も見慣れた自分には、何とも格好悪い姿を毎日眺める事になりそうだ。
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