書店のスポーツ誌の書架、澤 穂希と三浦知良のツーショットの表紙に足が止まった、
スポーツグラフィックの "Number" だった。ロンドンオリンピックも直ぐ間近で、各競技のトップアスリートが試合に臨む抱負を語っている。FIFA World Cup 2011 以来、すっかり、なでしこジャパンに取り憑かれている?自分にとっては見過ごせない。
何と言っても、日本のサッカー界では、キングとクイーンとも言える二人だ。
二人の出会いは約20年前、中学1年生の時に読売サッカークラブ女子・ベレーザ (現日テレ・ベレーザ) に入団した澤は、すぐそばで練習する読売サッカークラブ (現東京ヴェルディ) のカズを憧れのまなざしで見つめていたと言う。今から思えば、運命的な出会いだったかもしれない。
十五歳で、カズは単身ブラジルに渡り、サントスとプロ契約、帰国後はJリーグの草創期の主役となり、国際Aマッチ89試合出場、歴代2位の55点を挙げている。現在、プロリーグで実働する日本の最年長選手でもある。
澤も十五歳で、女子日本代表デビューを果たし、'96年アトランタ、'04年アテネ、'08年北京五輪に出場。昨年のワールドカップで得点王とMVPを獲得。
今年一月、アジアの女子として初のバロンドールを受賞。先週のスエーデン戦では、360日ぶりのゴールで80点、男女を通じてトップの記録を自ら更新した。
表紙もさることながら、ページを繰ると、見開きで澤のクローズアップ、次の見開きページはカズとのツーショット。いずれもバックの色がイエローと言うかゴールドに見えて、はやくも気持ちは金メダル?
二人の対談では、サッカーへの情熱、日本代表の重み、年齢との戦いなど様々なことが語られている。
ロンドンは、日本女子サッカーの悲願であるオリンピック初のメダル獲得を目指す戦いである。しかも、ワールドカップとの連勝は、過去に例が無いだけに、なでしこジャパンの全身全霊を打ち込んだ試合を期待したい。
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