今春から始まっていた、東京タワーの先端部のアンテナ支柱の取り替え工事が終わりに近づいたようだ。
昨年の東日本大震災では、都内でも震度五規模の大揺れでビックリしたが、東京タワーのアンテナがその揺れで曲がってしまった。地面の大揺れが300m以上もの先端では、どれ程だったのか?想像もできない揺れだったと思う。
その揺れで、先端部のアンテナ支柱がくの字に曲がったまま、七月二十四日のアナログ放送終了日まで電波を出し続けていた。
今春から、そのアンテナ支柱の交換工事が始まり、支柱を十数分割して少しずつ取り除いた。その工事期間だけ、1958年の開業後、初めて本来の高さ333mより低くなっていたが、やっと元に戻ったようだ。
しかし、長年見慣れていたアンテナだったが、この新しいアンテナ支柱は、遠目にも何だか以前より太めに見えて少々違和感を感じる。
後日、知ったが、先端に向かって、やや細くなる円柱状の旧型に対し、今回取り付けた、新しい支柱は耐震性が高い、真っすぐな四角柱になっている為らしい。
工事のための足場囲いも段々に取り外されて行くが、やがて、秋の青空をバックに深紅のタワーがスッキリと映える日が来るのも近いようだ。
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