今は Panasonic ブランドの松下電器産業だが、かっては National と高級オーディオ専用ブランド Technics の二つを持っていた。
この Technics、1960年台半ばには、プロやオーディオマニアから注目されて急成長したが、やがて、デジタルオーディオの到来で、ポータブルオーディオでも高品位のサウンドが容易に得られるようになり、衰退の一途を辿った。
2008年に発売したDJ用ターンテーブル SL-1200MK2 は、その高品質のクオリティーからヒット商品になったが、これも、時流に乗れず数年で生産終了となり、この時点で Technics は消滅した。
しかし、2014年の秋、この Technics が復活するニュースが流れた。
そして今日、DJプレイ用ターンテーブルとして不動の地位を誇る名機 SL-1200 のシリーズ復活モデル SL-1200G が発表になった。また、テクニクス・ブランド50周年を記念するモデル SL-1200GAE も同時に発表、いずれも2016年後半から発売のようだ。
プレスリリースによると、SL-1200G の駆動機構は伝統のダイレクトドライブ。ツインローター構造によりベアリングへの負荷を軽減、さらに、BDプレーヤーのために開発したモーターの駆動制御技術を採用し、高いトルクと高速回転時の安定性を高めている。また、モーターは無鉄芯のコアレスダイレクトドライブモーターを採用し、回転時の細かい脈動(コギング)をなくした。もちろん操作部にはピッチコントローラーも搭載し、±8%もしくは±16%で速度調整が可能とある。
正に、テクニクスならではのターンテーブルだが、その価格は 4000ドルとの噂もあり、棚に積んだジャケットの埃を払う必要も無さそうだ。よくよく考えてみたが、一万円もしないこれくらいが適当かも?・・・
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