子供の頃から知っていたので、建ってからでも半世紀近く、西口エリアに大型の商業施設が出来るまでは、渋谷エリアの正にランドマークでした。ロードショーの映画館が四館もあったし、下から見て直ぐに分かる半球型のドームが屋上にありました。当時の東急電鉄の社長だった五島慶多の名に因んで付けられた五島プラネタリューム、都内の小学生の多くは此処で満天の星空を体験しました。
渋谷駅東口前 真正面に東急文化会館があった |
引用画像 往時の東急文化会館 撮影地点は、ほぼ同じ、左側のビルは今もある |
しかし、東急文化会館は、この東口一帯の都市再開発のため数年前に取り壊され、今は白い塀で囲まれ当分はビル建設の気配はありません。この地下に地下鉄のターミナル駅の建設が優先していると聞きました。
この渋谷に接続している地下鉄は東京メトロの銀座線と半蔵門線それに東急田園都市線の三線。このうち半蔵門線と東急田園都市線は相互乗り入れで地下三階にホームがありますが、銀座を経由して浅草を結ぶ銀座線は何と東急東横百貨店の三階フロアと連結しています。(なお、上の画像の中央左に、ホームに接近中の黄色の帯が付いた銀座線車両が見えます)
土地不案内の人に「銀座線はどこから?」っと、聞かれ、「三階から・・」と上を指さすと「エッ」っと異口同音に半信半疑の顔をされます。地下鉄のホームが地上三階なんて信じ難いでしょうね。
渋谷駅は北側の宮益坂と南側の道玄坂から下った谷間のようなところで、北側にある青山から赤坂に続く台地の中腹から地上に出てくるため三階の高さにホームがあります。
ですから、渋谷駅でこの銀座線から半蔵門線/田園都市線に乗り換えるとなると、地上三階から地下三階まで降りる事になりますが、直通のエレベータは無く、この事情を知らない人には正に悲劇です。現実的には、隣の表参道駅で両線は隣通しのホームになるので、ここで容易に乗換が出来る訳ですが・・・
近い将来、この東急文化会館の跡地の工事では、そんな不便も解消しつつ、地下に大ターミナル駅が出来るようでマスマス渋谷での足の便は良くなるようです。
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