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2007年6月10日日曜日

携帯やPHS利用者も負担している電波利用料って・・・

私のところへ今年も総務省から「電波利用料のお知らせ」が郵送されてきました。毎年この時期に来るのですが、これは私がアマチュア無線局の免許を持っているためです。つまり「電波」と言う国民共通の財産?を使わせて頂くためにお上に召し上げられる必要経費です。



 昔は「電波利用料」なんて無かったんです。歳入が減ると、何とか理由を付けて国民から金を召し上げようとするお上の常套手段です。

「電波利用料」は1993年から実施され、免許を受けた「無線局」から国が徴収しているもので、放送局やアマチュア無線局といった「無線局」の区分により年額料金が定められています。例えばピンキリですが、アマチュア無線局は500円、人工衛星局は177,601,800円です。

余談ですが、携帯電話もUHFバンドを使用した無線機ですから「無線局」あつかいで、利用者は通話料金といっしょに徴収されていて、電波利用料って名目がないので気が付かない訳・・・古い数字ですが、2001年度の電波利用料収入は450億円で、九割以上の420億円が携帯とPHS事業者からのもの、もの凄い金額です。

総務省の言う電波利用料の使途

電波監視業務の充実
総合無線局管理システム
周波数輻輳対策のための技術試験事務及び電波資源拡大のための研究開発
特定周波数変更対策業務
特定対策終了対策業務

例えば、このなかの「特定周波数変更対策業務」では、地上波テレビ放送のデジタル化のためにアナログ放送周波数の整理を行う「特定周波数変更」(1,800億円もかかるアナ・アナ変換)などもこれに含まれます。
何でアマチュア無線局から徴収した金をこんなことに使っちゃうのか?「電波監視業務の充実」などを積極的に実施し、超短波のアマチュア無線バンドでやりたい放題の悪行をしている違法局や無免許局などの一掃を図って欲しい、現状では無法に近い状態ですが、当局がそのこと自体を把握しているのか?全く不明です。

今はただただ、小国民としては、収めた金が見える形で使われることを、願うばかりです。

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