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2007年11月7日水曜日

ネガカラーフィルム N-100からのプリントは大変でした

最近は写真を撮ると言ったら、デジカメで撮るのが当たり前の時代ですが、つい最近、フィルムからのプリントが必要になり、これがなかなか一筋縄ではいかない事がわかりました。

35mm ネガカラーフィルム N-100

フィルムは1971年頃に撮影した富士フイルムの35mm "ネガカラーフィルム N-100" です。
N-100
プリントサイズをカビネより少々大きめの寸法指定をして仕上げる積もりで、近所の写真店を二軒ですが相談に行きました。

最初の店では、フィルムをDPEのマシンに装填すると後は全て自動で処理されプリントが出てくる仕組みで、トリミングの指定が入ったプリントサイズはお請け出来ないとお断りされました。

二軒目は、その様なマシンに重きを置いて無くて、撮影済みのメモリーカードやCD-Rなど、ひたすらデジタルデータで注文を受けたモノについてプリント処理をしたり、フィルムからのスキャンによるデジタルデータの生成にも積極的です。

それではっと、ここにネガカラーフィルムのスキャンを依頼したところ、現在のフィルム(上の画像)にはエッジに(フィルム固有のデータとしての)バーコードが付加されていて、昔のモノにはそれが無いのでスキャン時にエラー表示が出て取り込めないと、ここでもお断りされてしまいました。

困った事になったと思いつつ「堀内カラーならやってくれるか?」っと、聞いたところ「恐らくOK」とアドバイスを貰い、直ぐに向かう事にしました。

堀内カラー(HCL)六本木営業所
「堀内カラー(HCL)」って言ったら、東京ではプロラボとしては有名、現役時代には仕事上で取引がありました。直ぐに思いついたのが、青山と六本木と銀座の営業所ですが、ここから距離的にいって六本木営業所へ行く事にしました。

久しく行った事がなかったのですが、場所的には分かっていました。南麻布の方から知った道を行きましたが、着いた時には、改めてビックリ。六本木ヒルズの脇の道、けやき坂通りを上がって来てもここに来られるんです。
昔から堀内カラーはそこに在ったのですが、当時は未だ六本木ヒルズは無くて寂しい道だったのに、今は見上げるほどの六本木ヒルズ森タワーが間近に迫って建っています。

堀内カラー(HCL)
カウンターで、応対に出た女性スタッフに事情を説明したところ、さすがプロラボのこと「ネガフィルムから直接手焼きで指定通りのサイズに仕上げます」と、淀みない答えが返ってきて、それまでの不安が一瞬にして解消、ワザワザ来た甲斐があったと内心安堵しました。

デジカメの普及は時代の流れで歓迎すべきモノですが、その煽りを喰らって、昔ながらの写真店はやっていけないのでしょう、最近ですが、近所の写真店が二軒とも廃業しました。



コメント(アーカイブ)

はじめまして。
懐かしいフィルムの名前に思わず引き寄せられてしまいました。
最近は、フィルム写真は本当に肩身の狭い状態です。僕の住む街のカメラ屋さんも、ネガやポジからのトリミングや手焼きプリントなど殆ど受け付けてくれなくなりました。
仕事上でフィルムからの手焼きプリントが必要になると、メール便で東京のプロラボ送りにしている状態です。
デジカメになって便利になった反面、ときどき不便さも感じています。

Posted by  マロの父上 at 2007.11.14 14:26:58
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今日も堀内カラーへ大判のカラープリントを頼みに行って来ました。まだまだ頼りになりますが、プロラボですから当然と言えば当然ですね。
富士フイルムの35mm "ネガカラーフィルム N-100" を使い始めた頃はたしか "ペンタックスSP" で撮っていたと思います。
今のデジカメは、明るいところに露出を合わせると暗い部分がつぶれてしまったり、暗い部分に露出をあわせると、明るい部分が白く飛んでしまったり、いわゆる "ラチチュード" の幅の狭いモノが多くて困っています。フィルムでは、そんなこと余り気にしなかったのですが・・・新しいモノが全て勝るとも言えない様な気がしています。
Posted by  BlueMac at 2007.11.15 20:30:23
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