今から十年前、1999年1月5日から開催されたMACWORLD Expo San Franciscoは、この前年の夏に発売された "iMac" の成功を受けて波に乗るアップルを象徴するかのような空前の新製品ラッシュでした。
この時に発表になった新製品は、
PowerMac G3 (Blue & White) 四機種
Macintosh G3 Server 二機種
iMac 五機種
Apple Studio Display 三機種
合計で十四機種と言う凄さで、PowerBookを除くほぼ全てのアップル製品のリニューアルでした。
特に、PowerMac G3 (Blue & White)は、従来のマックのイメージを完全なまでに否定したような、曲線により構成されたファルム。
トランスルーセントなブルベリーとアイスホワイトの色彩が、シンプルながらセンス良く、左右対称というコンセプトに貫かれたデザインも安定感があって好感を持たれました。
しかも、"Yosemite" と呼ばれたロジックボードを新たに搭載し、その圧倒的なパワーでファンを魅了しました。
それから、はや十年の時が過ぎ、その間に "G3" から "G4"、"G5" と更にパワーアップを続け、"Intelプロセッサー" が搭載されるとは、当時は誰もが予想だにしませんでした。
この "Blue & White" ですが、昨年あたりから中古品も激減していて、その姿を見るのも希なことになっていましたが、今日、秋葉原の某PCショップの店頭で見掛けました。
価格はたったの百円。
中身が有るのか?無いのか?店員に聞く気持ちにもなりませんでしたが、有ったところで完動する保証も無く、既にゴミ扱い?でした。
デビュー当時に「ポリタンク」とあだ名された "Blue & White" ですが、今や本物のポリタンクより価値が無くなってしまったようです。
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