私がアマチュア無線を始めた頃、秋葉原にはハムショップが沢山あったし、ハムショップでなくてもアマチュア無線機を売っていた店も数多くありました。その中でも "トヨムラ" は名実共にブッチギリのナンバーワンだったと思います。
それから何十年かの間に一つ二つと廃業や転業があり、昨年の六月には老舗のハムショップだった "ハム月販秋葉原店" が閉店しました。ハム人口が減少の一途で、この店を訪れるハムも少なくなり、売り上げが伸びなかった?のでしょう。
たまたま、前を通りかかり、確かこの辺と見上げると、二階の高さには未だ「ハム月販」の電飾看板が取り外されることなく残っていました。入口の上の天幕はペンキで塗り潰されていますが、アマチュア無線機メーカーのロゴが透けて見えていました。
店そのものは、PCパーツ店に代替わり、以前はここが何と言う店だったか知るはずもない人達で賑わっていました。
ひと昔前を振り返ると、ハム月販をはじめロケット・アマチュア無線本館、ツクモ(九十九)電機、山本無線、富士無線、トミヒサ(富久)、カクタX1(角田)、マルゼン(丸善)、T-ZONE(トヨムラ)などの店名を思い出しますが、今は、ロケット・アマチュア無線本館と富士無線、山本無線の三店舗しか残っていないようです。
私自身は、アマチュア無線用品に限らず、在庫が無くて「お取り寄せします」と言われるような店での買い物は、よほどでないとしません。せっかちな性格?なんですが、富士無線は品揃えが豊富で良いのですが店のイメージが暗くて個人的には好きになれず、専らロケットで買い物をしています。
このロケットも昨年ですが、二階のアンテナ売場をセルDVDの売場にしてしまい、今は一階だけの営業になっています。
アマチュア無線人口は年々減少の一途で、このままの状態で推移すると、アキバのハムショップとは言えども安泰では居られず、今後の景気次第では、更に厳しさが増すように思われます。
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