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2007年5月23日水曜日

ソニーのFM/AM PLLシンセサイザーレシーバー「ICF-2001」の

部屋の模様替えで普段手が届かなかった物が、久々ですが日の目を見ることになりました。
そのなかのヒトツがソニーの短波受信機「ICF-2001」の空き箱です。二十年以上前に中身は廃棄されていますが、空き箱だけは捨てがたく今日まで残っていました。
それでも取扱説明書が未だ入っていないか?と期待したのですが実のところ正真正銘のカラッポでした。

この「ICF-2001」は発売当初、ソニーのFM/AM PLLシンセサイザー・レシーバーとしてそのスペックの充実ぶりに圧倒されました。

側面、この絵柄を見ただけでも、ワクワクした


主な機能として、
FM 76MHz-108MHz
AM 150kHz-29,999kHz
Computer Controled Tuning System
Direct Key Input
Manual Tuning
Scan Tuning
6 Memory Preset


ネーミングも今から思えばかなり印象的な「Voice of Japan 2001」。二十年後の二十一世紀を印象付ける様な時代を先取りした斬新なものでした。
側面
しかし、素晴らしいスペックとは裏腹にハードウェアやソフトウェアに未完成な部分も多く?、何度もソニーへ修理に出すはめになり、結果的には廃棄の運命になってしまいました。

しかし、これが後のソニーのオールウェーブ・レシーバー「ICF-SW77」や「ICF-SW55」そして今日の「ICF-SW7600GR」に繋がる、ソニーのPLLシンセサイザー式ラジオの歴史に残るモデルだったと思います。

オマケとして、パッケージの他の面を紹介しておきます。
パッケージはかなり大きく、34cm x 24cm x10cm
パッケージ側面には「ICF-2001」の正面イラストと主要な機能が英文で付けられています。

パッケージの上面、蓋になる部分には、
当時の世界各国の主要な放送局名が斜めに列挙されています。
じっと眺めてみると、二十年の時を経て閉局したモノ、局名の変わったモノ、国名まで変わってしまったモノなど長い長い時間の経過を実感させます。

上面、世界の著名な短波放送局名が並んでいる

左から順に

SONY FM/AM PLL Synthesized Receiver ICF-2001
Radio Japan
The Voice of America
United Nations Radio
Trans World Radio
Radiofusion Argentina al Exterior
Voice of the Andes
Voice of Indonesia
Radio Australia
BBC
Deutsche Welle
Vatican Radio
Radio Veritas
Voice of Free China
Radio Moscow
Radio Korea
Radio Pyongyang
Voice of Vietnam
Radio Thailand
Radio Peking
Radio Brasil Central
Radio Canada
Radio France
Radio Iran
Radio Mexico
Radio Monte Carlo
Radio New Zealand Broadcasting Service of the Kingdom of Saudi Arabia
Radio Sweden
Swiss Broadcasting Corporation
The Voice of Kenya
La Cruz del Sur
Radio Nacional del Chile
La Voz de Galapagos
Sri Lanka Broadcasting Corporation

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