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2007年5月22日火曜日

初めて買ったノートパソコン「PC-9801NS」を遂に

1990年夏、長らく使っていたNECの 8bitパソコンPC-8801mk2に引導を渡し、NECの 32bitノート型パソコン「PC-9801NS」を(秋葉原に未だ一店舗しかなかった)ソフマップで買いました。

HDD無しのタイプで二十五万円くらいしたと思います。純正の 20MBいや 40MBだったか?HDD付きは更に十五万円ほど用意しなければならないほどの代物でした。
OSは別売で MS-DOS 3.3Cを買った様に記憶しています。メモリは 640KBで、当時はこれに 2MBのカード型のEMSメモリを装着するのが流行でした。

NEC PC-9801NS
システムを含め、全てがフロッピーディスクで動作していて、アプリケーションによってはこの FDの抜き差しも含めた操作が必要なモノもありました。
私は当時定番だった、ワープロアプリとして一太郎dashを、表計算にはロータス1-2-3を、パケット通信には CCT-98を使い、 これでやっと N-BASICから卒業できたと独り喜んでいました。

それから五年ほど、寝ても覚めても「PC-9801NS」サマサマの時が過ぎて行きましたが、その途中で「Windows 3.0A」とか呼ばれる OSが出てきて、それが、やがて 3.1 になり 95 に進化していきました。さすが、この頃になると PC-9801NSの非力さを実感するようになり、何時しか出番が無くなってしまいました。

更にハードウェア的にもアチコチと不具合が出てきて、思うように動かず如何した物かと思案しているところへ、同じモノを使っていた知人からパーツ取り用にと手渡され、都合二台を手元に置くことになりました。それから十年ほど過ぎた現在、活路を見出せるはずもなく、遂に、手を加えることなく静かに地に返すことにしました。

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