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2012年12月22日土曜日

今年は「金環日食」、来年は「彗星」の年になる?

マックの本を探しに行った書店で「星ナビ」1月号を衝動買いしてしまった。
星と言うか、天文現象にすごく興味を持っている訳でもないが、誰しも気になる存在である。

この手の本を買うことはまず無いが、来年の天文現象が気がかりで手が出た。
多くの月刊誌の1月号には付録が付くが、これには「星空ハンドブック 2013」が綴じ込まれていた。月ごとの主な天文現象が掲載されていて、予め一年間を通しての見どころをチェックしておけるので便利だ。

今年は天文ファンならずとも、多くの人々が関心を寄せたビッグな天文現象が三回も有って、ちょっとした天文ブームにもなった。

金環日食、金星の太陽面通過、金星食が国内で観られたことだ。
あるサイトでは、金環日食の本影の予想コースが、都内、それもレインボウブリッジを横切るように引かれていてビックリした。我が家もそのコースから極々近いところだ。

その時刻が迫ってきた時には、木々の野鳥が騒がしく羽ばたいたり、鳴いたりして落ち着かない様子。そして、あたりは薄暮の容相になり、教科書で見知った通りの輝くリング、素晴らしい金環日食を神々しく見上げた。

2012年は、天文ファンにとって、正に「太陽の年」であったが、来年は、パンスターズ彗星とアイソン彗星が接近するらしく「彗星の年」だと、この本にある。しかし、彗星は水物的だけに、地球に接近して来ないと見えるとも見えないとも分からないから、淡い期待だけにしておこう。

偶然?のことだが、
この本の出版社が、iTunesストアで販売している、天文関連のアプリ、「iステラ」,「月時計」,「アストロガイド2012」をダウンロードして iPhone で利用している。

この「星空ハンドブック 2013」で日々の天文現象を読み取っておいて、その日その時刻には、 iPhone 片手に夜空を仰ぎ見ることになる。
都心の夜空は、明るくて、普段は敢えて星を見ることも無いが、それでも、冬の晴天の夜空は予想外にたくさんの星々も見えて興味深い。もっとも、自分は天文マニアではないので、五惑星と十二星座くらいしか分からないし、それくらいしか見えなくても現状では十分満足している。

大昔、学生時代に神田神保町の三省堂で買った、野尻抱影の「分図解説 全天星座帳」は、角が丸く擦り減り表紙も千切れそうだが、今も座右に置き、時折ページを繰る。

冬至を過ぎた今、日没後の東の空にひときわ明るく輝く木星がオリオン座を従えるように上がってくる。主星のベテルギュースは橙黄色の変光星だが、星としての寿命は尽き掛けていて、いつ超新星爆発しても不思議ではないとされている。それが明日とも、千年万年後かも知れないが、宇宙の時間からすれば大差ないことのようだ。

できれば、この星の最期の輝きを、天体ショーとして観たいものだ。
2013年の初日の出は、東京では6時51分。しかし、生まれてこの方、宵っ張りの朝寝坊で初日の出を見たことが無い。生涯に一度くらいは初日の出を拝まないと、お天道様の罰が当たりそう?だが、2013年は如何なるか?

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