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2014年4月22日火曜日

アメリカ橋って知ってますか 目黒と恵比寿の間にある

少し前の事だが、学友の集まりで恵比寿ガーデンプレイスへ行った。
恵比寿ガーデンプレイスは、JR山手線の目黒駅と恵比寿駅の中間に位置し、オフィスビル、デパートを含む商業施設、レストラン、集合住宅、美術館など、複合施設の総称である。

サッポロビール工場跡地の再開発事業として、開業し今年で20年周年を迎えた。
明治20年頃に、日本麦酒醸造(現在のサッポロビール)が目黒村三田と渋谷村にまたがるこの地に設立した工場で、「ヱビスビール」の製造を始めたのが起源とされる。

当時の日本鉄道が、ヱビスビール輸送用の駅として「恵比寿駅」を設立した。その後、駅名が地名として定着したそうだ。今では、JR恵比寿駅の発車を知らせるチャイム音も、ヱビスビールのテレビのCMと同じメロディーを聴くことができる。

タクシーはアメリカ橋の中程に停車。右側が橋の欄干とフェンス
左手が恵比寿三越、真正面がエントランス パビリオンとビヤステーション、右手が恵比寿ガーデンプレイス タワー

さて、「アメリカ橋」だが、JR恵比寿駅から動く歩道を(五基)利用した終着点で地上へ出ると目の前に横断歩道がある。それを渡ると恵比寿ガーデンプレイスの敷地に入るが、その横断歩道の直ぐ右手に架かる橋がアメリカ橋だ。橋の上まで行けば、下を山手線や臨海線、貨物線などの線路が見える。

正に、兄弟デュオ「狩人」の代表曲(アメリカ橋)、下を山手線轟轟(ゴウゴウ)走る・・・を実際に検分できる場所である。しかし、見た目には、何の変哲も無い橋だ。

クルマで通ると単なる道路の延長に見えて橋を渡る実感は無いが、両側の歩道を行く人には、下を電車が行き交うのが見える。正式には、「恵比寿南橋」であり、「アメリカ橋」と認識しつつ渡る人は、ほとんど居ないかもしれない。

橋にあるレリーフによると、1906年のセントルイス万博(アメリカ)に出展された物を当時の国鉄が買い取り、この場所に架設したとある。アメリカから輸入したことで、「アメリカ橋」と呼ばれるようになったらしい。
恵比寿ガーデンプレイスへ行くことがあったら、ぜひ、歌詞の情景を此処で思い浮かべて欲しい。


歌詞 アメリカ橋 狩人

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