少し背の高い書棚が必要で近所の家具店を巡りましたが適当なモノが無く思案していました。
そんな折り、スエーデン家具を手広く扱う"IKEA" の分厚いカタログが郵便ポストに入っていて、早速見入りました。
カラフルなカタログで、一口に家具と言っても、例えば、リビングルーム、ダイニング、キッチン、ベッドルーム、ワードローブ、バスルーム、ホームオフィスなど多種多岐にわたり、きめ細かく網羅されていて、なかなか自分のニーズに合うモノを探すのに一苦労。
それなら現物を見るの手っ取り早いと出掛けました。
地下鉄を乗り継ぎ東京メトロ有楽町線新木場駅下車、ここでJR京葉線へ乗換て約三十分ほど、千葉県の南船橋駅下車。あと二駅乗れば幕張メッセのある海浜幕張駅という私にとっては超遠〜いところです。
この駅前に目指す「IKEA船橋店」があります。
その建物のまたまた超デカ〜いのにビックリしました。一瞬、畑の中に建っているのか?と思いましたが、元は農地だったのか?今は背の高い雑草が茂っている向こうにその建物がありました。
大きな建物の割に二階建てで、二階と一階の半分が商品の展示スペースになっていました。
エスカレータで二階に上がり、リビングルーム、ダイニング、キッチン、ベッドルーム、ワードローブ・・・などそれぞれに工夫を凝らした飾り付けで商品が展示され、自分の家にそのイメージを移し替えて希望の商品の品定めが出来るようになっていました。
ただ、とても広くて一周するのに二時間以上が必要で、ここでのショッピングは一日掛かりで出掛ける覚悟が要るようです。
ここでの買い物の基本的なルールは、買いたいモノが決まったら値札のそばにある倉庫の棚の番号を紙に控えることが必須です。展示品は見るだけ、そこでの注文は出来ません。
買うモノが決まったら一階に下り、倉庫スペースになっている場所へ行き、紙に控えた番号の棚を見付け出し、備え付けのカートに商品を自分で載せることが必要です。
私は三台の書棚を買いましたが、一つ目は畳一枚分ほどの体積の段ボール箱で約40kg、二つ目はその半分くらいで20kgほど、三つ目は一つ目のサイズは縦に半分にしたほどの大きさで約20kgもあり、これを独りでカートへ載せるのは至難の業?
そして、この重いカートをソロソロと押してキャッシャーのところまで自分で運ぶ必要があります。雰囲気としては、海外旅行から帰国し、空港で入国審査から税関ゲートへ移動する正にあのシーンの再現のように感じます。
マイカーなどで来て持ち帰る人は、代金を支払った後、必要があれば自分で包装して持ち出しますが、私のように大物は、そこから更にカートを押して配送カウンターへ移動します。そこで、配送の書類を作り配送料金を払いやっとショッピングが終わります。
ここでのショッピングでは、店員は商品の案内をしますが、商品を倉庫の棚から取り出し、運び、支払いを済ませ、包装するまで、全て自分でやる必要があります。
商品の価格は、概ね安く、品質もそれなりに満足出来るモノですが、都内への配送料が三個まで一律5,900円と高いのにビックリ、それと配達までに一週間も掛かるのが難点です。
これがスエーデン商法なのでしょうか?秋葉原の家電店では翌日配達で大型の商品のほとんどが配送無料ですから、何とも理解出来ません。
しかも、日常生活に必要な品物を買う為とはいえ、生まれて初めて、東京を出てこんな遠くまで買い物に出てきたこと自体がビックリです。
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