アップルが、iPod touchをはじめとするiPodシリーズの新製品を発表しました。これらiPodシリーズはどんなコンセプトで開発されたのか、特にiPod touchに関してのアップルのコメントが以下のように出ていて、私には興味深い部分もありました。
iPod touchは、音楽を聞くためのメディア、映像を見るためのメディア、写真を見るためのメディアとして、大きな進化を図ったといえる。
Wi-Fi機能の搭載を例にあげると、これもメディアとしての進化を図るという点で、必要不可欠であると判断したことから搭載したもの。
YouTubeでは700万を超える動画が配信されているが、これをiPodで視聴するとなると、Wi-Fiでの接続が求められる。だが、Wi-Fiに接続しようとすると、ブラウザが必要になる。もちろんブラウザを使用することで、検索などの利用も可能になる。
しかし、アップルが目指したのは携帯情報端末を作ることではなく、あくまでも音楽や映像を楽しむためのメディアである。エンターテイメントのための機器であるというスタンスは一切変えていない。
iPod touchは、iPhoneが前提にあるとか、そこから電話機能を取り外したものという製品ではない。iPod touchでは、より音楽や映像、写真を楽しんでもらうためには、指で画面をタッチして使うことが可能なこのインターフェイスを採用することが最適だと判断したからである。
iPhoneはあくまでも電話であり、その上でのアップルらしさを表現した。一方、iPod touchはメディアとしての進化、最初からiPhoneとiPod touchは、まったく別のコンセプトで開発されたものだといえる。
アップルの言い分として、iPod touchは携帯情報端末(PDA)の範疇ではなく、また、iPhoneから携帯電話機能を省いたモノでもないと強調していますが、どこか空々しい言い訳にも聞こえて、本音を言っていないような気がしています。まぁ〜どう使うかはユーザの気の向くまま、面白い使い方が出来る事を今から期待しています。
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