今朝方と言っても深夜のNHK-FMのラジオ深夜便を聴くとは無しに聴いていました。
この日のアンカーは、石澤典夫さんでした。アンカーの方々は、NHKのアナウンサーでも年期のはいったというかベテランの方々が多いようです。
石澤典夫さんも、NHK総合TVの夜九時のアナウンサーとして、女子アナの有働さんとタッグを組んでいたこともあり名実共によく知られた方で、この秋からラジオ深夜便のアンカーの仲間入りを果たしたようです。
前置きが長くなりましたが、聴くとは無しに聴き始めた今回のプログラムは、何とアメリカ映画 "アメリカン・グラフィティ(American Graffiti)" のバックで流れていた、当時のアメリカン・ポップスの代表曲ばかりで、懐かしさのあまり目がパッチリと開いてしまいました。
この映画は見逃していて、ずいぶん昔ですが、衛星放送のWOWOWでオンエアーされた時の録画テープは今も手元にあります。その後に出た二枚組のCDは直ぐに買い求めました。聞いた話ですが、著作権がらみでLD化は見送られ、ずっーと後になってDVDがやっと発売され、これも買いました。
その後、映画の方はパート2が出て、これも間を置くようにしてDVD化され、日本では限定数量の発売があったと後日に聞きましたが、今もってお目に掛かっていません。
それにしても、映像をオフにしてサウンドだけ聴いてもサマになるのが "アメリカン・グラフィティ" だと思います。
石澤アンカーのニュースを読むかのような淡々とした語りもなかなか良い、今まで視逃したり聴き逃したりしていたことが、彼の解説にあったりして今更ながら勉強にもなりました。
"アメリカン・グラフィティ" は、ジョージ・ルーカスが監督・脚本し、1973年に公開されたアメリカ映画。公開より十年ほど前の1960年代のサンフランシスコ郊外の田舎町を舞台に、ハイスクールを卒業し、進学のための旅立ちを翌日に控えた夕方から翌朝までの一夜を映像化しています。
この映画では、現在オールディーズと称される名曲が全編で聴くことができます。また、当時のDJとして日本でもよく知られた、ウルフマン・ジャックも登場し、あのノリの良いダミ声を懐かしく聴いた様に思い出されます。
キャストとしては、当時は無名だったリチャード・ドレイファス、ハリソン・フォード、ロン・ハワードなど、後にはアメリカ映画を代表する大スターや監督になりました。また、デビー役を務め、コニー・スチーブンスに似ていると声を掛けられ気を良くしたキャンディ・クラークは可愛く印象に残っています。
ストーリーは、当時のアメリカのティーンエイジャー達のごく普通の夜の過ごし方を描写していますが、視ている私達には、60年代のアメリカン・ヒット・ポップスも楽しむことができます。
70年代80年代にFM放送でよく聴いたサントラ盤の41曲が最初から最後まで出てきて、毎晩、FM誌を頼りにNHK-FMやFM東京の番組をエアーチェックした日々が懐かしく思い出されました。
今ではアメリカ版の懐メロとでも言えるものですが、この映画ではもう一つ見所があります。
それは、この映画に登場するクルマが凄い。
私はカーマニアでないので車種などは特定できませんが、50年代60年代製と思われる、格好いいアメ車のオンパレードです。
後日談を聞く機会がありましたが、主役達が運転したクルマは購入したものの、その他の多くが撮影地の住民のマイカーだったようです。これだけでも当時のアメリカの裕福さがクルマに象徴されているようで、流石と納得してしまいました。
何とも懐かしい放送で、その昔はジェットストリームを聴く毎晩でしたが、今はラジオ深夜便に変わり、自分の歳を実感する毎夜になりました。
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