秋葉原の大型家電量販店のデジカメ売場で、近々買う予定のカメラの品定めをしていました。
予めカタログとネットでその製品に関して下調べしていて、売場の店員には念を押すような質問で自分なりに納得しました。
それで、別の売場へ移動するため歩き始めて、この売場の隅の方に、一見してデジカメとはデザインの異なるカメラがヒッソリ?と展示されているのに気が付きました。
近寄って手に取ると、コンデジとは全く違うデザインで、かなりの重量感さえあります。
この歳のこの私には、直ぐにそれが35mmフィルムを装填したコンパクト・カメラだと分かりました。
外観も往時を彷彿とさせるに十分なデザインで、今でも立派に通用するカタチです。
しかし、何で今頃、ここに展示されているのか?このデジカメ全盛時代に、フィルムを用いたカメラは、とっくの昔に姿を消したと思っていただけに少々驚きを隠せませんでした。
いま時、こんな物が売れるのか?本体に付くロゴは "KLASSE" とあるが、聞いたことがありません。
しかし、レンズのぐるりに "Super EBC Fujinon Lens 1:2.8 f=28mm" とあり納得しました。
"KLASSE" って 2nd Brand のようですね。元を質せば、由緒正しいカメラで、私も学生時代に初めて買ったカメラはこのメーカの物でした。
そばに置いてあったカタログによると、
一眼レフに匹敵する描写性能を持った28mm F2.8のフジノンレンズ
プログラムAEと絞り優先AE
絞り開放時 1/500秒の高速シャッター搭載
豊富なファインダー内情報
露出補正ダイヤル装備
5点測距オートフォーカス
増減感撮影に対応する ISO感度のマニュアル設定
などなど、どれもが今のデジカメのカタログとは趣を異にして、何とも懐かしい限りです。メーカ希望小売価格は、95,000円となっていますが、プライスカードでは 49,800円です。正にデジタル一眼が買えてしまう価格で、実売価格にしてもコンデジの最上位モデルが買えそうです。
数さえ出れば、一万円台とか二万円台の価格が付くような代物だと思いますが、現実問題、売れるのか?はなはだ疑問です。今さら、フィルムを買ってまで撮影をしたいと思う人が居るのか?インテリアの置物として、安ければ是非とも買いたいとは思いましたが・・・
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