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2007年12月6日木曜日

東京タワーは間もなく開業から半世紀、ネオパンSで撮ったその当時の姿は

平素の無精ゆえに堆く積まれた書籍を整理している途中、どの本だったか定かではありませんが、紙片が一枚抜け落ちました。手に取ると東京タワー開業20周年記念のチケットの半券でした。

東京のシンボル?として、また定番の観光名所で在り続けた東京タワーは、1958年(昭和33年)12月23日の開業から来年で50年になります。20周年と言うと、30年も前の事で、今となっては行った事さえ記憶にありません。

工事が始まったのは、1957年(昭和32年)6月頃のことで、ある日突然、増上寺の裏山?に重機が入り地面を掘り始めたのが発端でした。大きな大きな窪地が出来て、そこに十文字にコンクリートが流し込まれ、その先端に四本の脚が据えられました。

この当時、通学していた学校が直ぐ近くであったため登下校時に工事の進み具合を毎日眺めていました。
初めの頃は何が出来るのか?分からないでいましたが、その後、ラジオか新聞でテレビ放送用アンテナの鉄塔が建つと知って納得しました。

日に日に延びていく鉄塔に周辺住民もその存在をハッキリと認識する様になり、翌年、1958年(昭和33年)10月には竣工、約一年半で完成してしまいビックリしました。

その当時、何枚かの写真を撮った記憶があり、古びたアルバムを繰ってみました。もちろん、白黒写真の時代のモノですが、二枚だけ残っていました。

1958年(昭和33年)1月20日

父の蛇腹式カメラを借り、ネオパンSで撮ったベスト版の密着焼きです。
白黒ながら退色していて細かなところは分かりませんが、雰囲気だけは伝わってきました。ネガフィルムも探せばあると思いますが、時間もかかりそうで、取りあえず紙焼きそのモノをスキャンしてみました。
1958年(昭和33年)5月11日

撮影場所はタワーの真南方向、古川に架かる赤羽橋の北詰め付近です。一枚が1958年(昭和33年)1月20日、もう一枚が同年5月11日と撮影日付が記録され、この12月には早くも開業になっています。

この写真で見る限り、塔自体の建設が先で、展望台は後で工事が行われた様ですが、今となっては記憶にありません。
しかし、半世紀もその姿を変えずに、芝公園の一角に立ち続けている 高さ333メートルの鉄塔ですが、地デジ完全移行後のために、更に100メートルほどアンテナ支持部分を継ぎ足す計画もある様で、まだまだ歳をとるヒマはなさそうです。

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