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2008年7月19日土曜日

「956/962」の大きな文字に目敏く反応してしまった・・・

これは既に旧聞なんですが、神田神保町へ行った折り、靖国通りを駿河台下交差点の方へ歩きつつ、某パソコン誌が気になり途中で書泉グランデへ入りました。
靖国通りが眼下に見えるスケルトン仕様のエレベータで上階へ・・・

目当ての本は明日の発売とかで、そそくさと上の階へ上がりました。船や飛行機、列車、乗用車など乗り物関係の書籍がズラリと列んでいて圧巻です。

最近は細かな字を読むのが辛くて、必要に迫られて買うパソコン雑誌以外は殆どがパラパラとその場の立ち読みで済ませています。

フラリと行ったこの乗り物関係のフロアを一周しするうち、乗用車のところの棚に「956/962」の大きな文字が目立つ本が目に止まりました。

近づいてみると、何とこの本の表紙は左上に小さく書名が読み取れる他はほとんど全て横文字で、どこの出版社の本とも分からずに手に取りました。

ミニチュアモデルの本ですが、たまたま、この号の特集がポルシェ「956」と「962」だったようです。私はいわゆるカーマニアではなく、また、自分で運転もしないので、平素からクルマは縁遠い存在です。

それが何故にこの本を手にしたか・・・
唯一「956/962」の文字に反応したからです。

これがポルシェのレーシングカーとして、フランスのル・マンで開催される "ル・マン24時間" で常勝のクルマとして、この私にも記憶に残る名車だと認識しているからです。"ル・マン24時間" は文字通り24時間走りっぱなしでの順位を争うレースで、毎年六月の初めから中頃、最も昼の長い時期に開催されています。

ル・マンは、フォーミュラ1のモナコグランプリとアメリカのインディ500と並び "世界三大レース" と呼ばれ、またデイトナ24時間レース、スパ・フランコルシャン24時間レースとともに "世界三大耐久レース" とも呼ばれ、日本でもクルマ好きならずとも有名な大レースです。

バブルの時期、1980年代初めから十年ほどは、フランス中部にあるル・マン市の「サルト・サーキット」と呼ばれる全長13kmを超える周回コースを疾走する多くのクルマに、日本企業のロゴマークが見られるほどの人気がありました。

かって私が在職した会社もそのヒトツ。
バブル時期の十年ほどですが、会社のブランド・ロゴをフロント、リア、両サイド、トップの五カ所に付け、このサルト・サーキットを猛スピードで周回しているのを、自宅のテレビで観戦していました。

この本にも、同じサーキットで競り合ったカラーリングのポルシェが掲載され、それを見るに付け往時を懐かしく思い出しました。

"ル・マン24時間" にエントリーしたポルシェをミニチュア化した「956」と「962」の写真集?ですが、なかなか精緻な造りで遠目には実写と見紛うほどのフォルム。行く行くは思い出に残るカラーリングのポルシェを手許に残したいと今は思案中です。

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