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2006年2月8日水曜日

満身創痍の PowerBookが、たったの五百円で

1994年に相次いでリリースされたPowerBook150とPowerBook520ですが、当時はこれに限らずは、PowerBookは高嶺の花で遠い存在でした。
何時かは使ってみたいと思いつつ十数年の時が経ち、先日、アキバの裏通りの中古PCショップで他のWinのノートパソコンに混じってこのPowerBookが、部品取り用にと積まれていました。
PowerBook520
PowerBook150

既に、店での扱いもジャンクですから、打ち傷、擦り傷もありますが、マアマアの外観に、取り上げ開いてみました。

PowerBook150は、従来の100シリーズと同じオールインワンスタイルでしたが、サウンド入力/出力、ADBなど必須と思われるポート類の思い切った削減で2.5kgと当時では画期的な軽量化に成功したモデルです。
ディスプレイはVGAの最低サイズ、パッシブマトリックスでモノクロ4階調、故に、性能的には平々凡々で、見るべきモノも無かった無い無い尽くしのPowerBookでした。

PowerBook520は、オールインワンスタイルの500シリーズとしてリリースされた一台です。
4モデルが出て、520はこのシリーズの一番廉価版、パッシブマトリックスの液晶画面はVGAサイズで16階調のグレースケール表示が出来るエントリーモデルでした。それまでのトラックボールもトラックパッドに変わり、PCカードスロット、ステレオスピーカ、Ethernetなどもこのモデルから始まりました。

どちらも六色林檎のバッジはマダマダ目に鮮やかで、往時の面影を辿るに十分な雰囲気を感じました。しかし、今となっては粗大ゴミ寸前の状態に一抹の寂しさもあり、それだけ時代も進化していることを強く感じました。なお、価格はどちらも五百円でした。

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