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2006年8月20日日曜日

2006アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2006)開催 その3

昨日と同じコースで電車を乗り継ぎ、2006アマチュア無線フェスティバル 「ハムフェア2006」の会場となっている東京都江東区有明の「東京ビッグサイト」へ出かけました。

昼前に会場へ入りましたが、日曜日にも関わらず昨日より来場者が少なく感じられ、何とも拍子抜けの様な印象でした。近年、アマチュア無線をやる者の高齢化が急速に進んでいることから、高校生以下の若者は入場無料にしてPRに努めているようですが、やはりオジサンたちの姿が目立って・・・それでも午後二時頃にはどのブースも人垣が出来るほどの賑わいを見せ、年に一度のアマチュア無線のビッグイベントに相応しい雰囲気を感じました。

東京ビッグサイト エントランス

アマチュア無線フェスティバル 「ハムフェア」は、1977年から1996年までの二十年間を東京晴海の国際貿易センターで、1997年から1999年まで東京有明の東京ビッグサイトで、2000年から2002年まで横浜パシフィコで、2003年からは東京有明の東京ビッグサイトへ舞い戻り、今年で三十回を迎えました。

ハッキリ言って晴海時代はアマチュア無線局も右肩上がりに増えて、90年代半ばにはピークとなりました。しかし、その頃から携帯やPHSなどの通信手段が普及し始め、更にEメールやインターネットに代表される情報通信の拡充もあり、免許が必要なアマチュア無線離れも急速に進んで来ました。

「もしもし・・・」、「ハイハイ・・・」で用が済むのであれば、何も交信出来るか否か不確実なアマチュア無線をやる必要も無く、それはそれで結構なことだと私は思います。

一方、今ではアマチュア無線の従事者免許の取得も非常に簡単になり、また、アマチュア用の無線機の入手も容易であるため、面白そうだから、友達もやっているから・・・など、アマチュア無線の本質もよく理解出来ないまま開局する者も少なからず居るように思います。

本来、「アマチュア無線技士」であるべき者が、アマチュア無線通信士と揶揄されることが無きにしもあらず、今後に議論が必要とも思います。また、このまま推移すると、マルコニー以来つねに無線通信の先駆者だったアマチュア無線も、AM(振幅変調)とかFM(周波数変調)と言った、今となっては古い通信手段を常用する小集団になってしまう恐れもあります。何とかせねば・・・

今日の、アマチュア無線の交信相手は「8J100S」。
8J1の後に数字の00が続き、見た目には100と読めますが、珍しいコールサインなので、取りあえず交信しておきました。
なお「8J100S」は、日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブによる、世界スカウト運動創始100周年の記念局だそうです。

帰り際に、昨日交信した7J7ACT(Mr. Simon Bernard) に会場内でニアミスし、短い時間でしたが立ち話をしました。彼はいま青森県三沢に居て、アマチュア無線のイベントがあれば日本全国何処へでも出かけているようです。別れ際に「生まれは何処?」っと聞いたら「Maiami」って返事が返ってきて、終始ニコニコ顔だったのが印象的でした。

8J100S/1 東京都江東区有明 FM 433.340MHz His 59 My 59

■交信には免許を受けた430メガ帯のFMトランシーバー(最高出力5W)を使用しています。

Kenwood UHF Transciever TH-F7

なお、デジカメで撮影の会場内の画像が整理できしだい掲載します。

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