しかし、パソコンは今や誰もが普通に使いこなせる時代になり、パソコンを世の中に広めると言う創刊以来の使命は少なからず果たされたとアスキーは考え「月刊アスキー」の終刊を決断したようです。
「月刊アスキー」 八月号 (350号) |
日本のパソコンの歴史を作ったボード NEC TK-80 |
月刊アスキー 八月号のメインタイトルは以下のようになっています。
30年の間には忘れられないパソコンがこれだけある
特別付録のDVD-ROM |
今につながる昔の最新パソコンの
■月刊アスキーの記事で見る30年
現在の常識はこうして始まった
■パソコン業界事件を追え
ハード、OS、本紙記事から振り返る
■Appleの軌跡
ロングインタビュー
■これからの30年を担うキーマン
■Direct MAil Area
そしてこらからの30年
■「パーソナルコンピュータ」に騙されるな
ありがとう 月刊アスキー350号
■77年創刊号からの全表紙
目次からもう少し詳しくピックアップしてみました。
30年の間には忘れられないパソコンがこれだけある
■伝説のパーソナルコンピュータ100+
●クラシックマシン
・TK-80
・IMSAI 8080
・PC-8001
・ベーシックマスター レベル1
・FM-8
・MZ-80K
・IBM PC(IBM PC model 5150)
・Data General One
・Compaq Portable
・Macintosh 128K
●初期のホビーマシン
・Apple IIe
・Atari ST
・FP-1100
・SMC-777
・PASOPIA 7
・松下 JR-200
・PC-6001
・SC-3000
・ぴゅう太
●PCゲーム絶頂期のホビーマシン
・IBM PCjr
・PV-7
・PASOPIA IQ(HX10-S)
・TeraDrive
・PIPIN aTMaRK
・PC-8801 mkII SR
・X1 Turbo
・FM-77/AV40
・PC-98DO
・MARTY
●PC-9801列伝
・初代PC-9801
・PC-9821As
・PC-9801UV11
・PC-9801VM2
・PC-H98 model70
・PC-9821
・PC-98XA
・PC-9801NC
・PC-9801RA2
・PC-9821 CEREB C200/V
・PC-286 NOTE exective
・PC-386GS
・PC CLUB(PC-286C)
・ValueStar NX VS30D
●モバイルの源流プチDOSマシン
・FMR-CARD
・モバイルギア MC-MK12
・Zeos Pocket PC
・HP200LX
・OASYS Pocket 3
・Palm Top PC 110
・Quaderno
・オムロン Massif
・Libretto 20
●魅惑の小型マシン,ハンドヘルド名機
・HP41C
・PB-100
・THE POQET PC
・UC-2000
・Atari Portfolio
・PC-8201
・PsionSeries5
・PalmTop PTC-300
●時代を先取りしたマシン達
・MB-16001
・Lisa
・PC-100
・BeBox
・NeXTcube
・Dynanote
・IBM ChipCard
・ThinkPad TransNote
・WS-1
・AS-300
●買えなかった!憧れのマシン
・YAMAHA YIS
・X68030
・Amiga 3000
・Macintosh II
・20th Anniversary Macintosh
・Silicon Graphics Visual Work Station320
・IBM ThinkPad 701c
・Digital HiNote Ultra II
・Archimedes A3010
●とことん使えた実用ノート
・DynaBook J-3100SS001
・ThinkPad 600
・Compaq Contura AERO 4/33C
・Frontier RT166mini(チャンドラ2)
・Lavie MX LX60T
・Let's note/M32
・PowerBook Duo230
・ThinkPad X31
・VAIO PCG-505
●微妙に素敵な一体型PC達
・Macintosh SE/30
・iMac(Flower Power)
・PROSET 30
・98MULTi CanBe(PC-9821Cf)
・e-one
・VALUESTAR NX simplem
・PET2001
・Macintosh Color Classic
・FM-TOWNS II UX
・PS/55Z 30U
●21世紀の銘機
・Compaq Tablet PC TC1000
・PowerMac G4 Cube
・Mac mini
・FMV-BIBLO LOOX S5
・Zaurus SL-C700
・バイオU PCG-U101
・Let's note LIGHT W2
・Mebius PC-MP70G
・TOUGHT BOOK CF-29
・VALUESTAR TX
・バイオ RX(PCV-RX70K)
●シリーズ末期の忘れられないPC
・Apple II GS
・PC-88VA
・PC-8801MC
・FS-A1GT(MSX turboR)
・FMV-TOWNS Fresh・GT
・Amiga 4000
・X1turbo Z
・PC-486HX
■今につながる昔の最新 月刊アスキーの記事で見るパソコンの30年
・ショーレポート
・ベンチマークテスト
・記録メディア
・回路図とDIY
・周辺機器
・コミュニケーションデバイス
・パソコンゲーム
・発見!ビル・ゲイツ
・未来予測記事
・LoadTest
・月刊アスキーの付録
■現在(いま)の常識はこうして始まった パソコン業界あの事件を追え!
(事件1)持ち運べるコンピュータの登場
(事件2)ウィンドウシステムとWindows 95
(事件3)オフィスとパーソナルコンピュータ
(事件4)コンピュータネットワーク
(事件5)Linuxの勃興とオープンソース
(事件6)写真の電子化
■ハード、OS、本誌記事から振り返る Appleの軌跡
■ロングインタビュー これからの30年を担うキーマン
・シックス・アパート株式会社 代表取締役 関 信浩氏
「歴史は繰り返す。ブログはネットの経済規模を変えていく」
・株式会社ミクシィ 代表取締役 笠原健治氏
「『あのサービスで時代がよくなったね』と言われるサービスを提供できる会社でありたい」
・ソフトイーサ株式会社 代表取締役会長 登 大遊氏
「歴史に名前が残るような仕事をしたい」
■Direct Mail Area【特別版】
あのころ夢見たコンピュータは実現したのか?
DMAに見る読者と月刊アスキーの30年
■そしてこれからの30年
「パーソナルコンピュータ」に騙されるな
■ありがとう 月刊アスキー350号
'77年創刊号からの全表紙
・DVD-ROMの中身&使い方
・INFOSQUARE
・読者プレゼント
・編集後記
付録のパソコン30周年 記念特別号 DVD-ROMの収録内容は以下
・特集まる読みPDF
・時代が見える対決特集 この4本!
・テクノロジー記事ベストコレクション
・ACSII Express ARCHIVES '77/07〜'00/11
・「アップル社 取材ビデオ」お蔵出し!
この春には、朝日新聞社から発行されていた「朝日パソコン」が終刊し、今回「月刊アスキー」も同じ道を辿ることになり、パソコン誌もハードウェアの時代からソフトウェア中心のメディアや大きく変わりつつある現実を実感します。
コメント(アーカイブ)
私のパソコンの歩みは、シャープのMZ-80Bから始まりました。
「月刊コンピュータ」「OH!MZ(OH!X)」等が 廃刊になる中で「月刊アスキー」は 頑張っていただけに残念です。
Posted by 海ほたる at 2006.8.15 20:43:08
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私のパソコンとの出会いは、このコンテンツの前にあるようにNEC PC-8001MK2です。データのセーブとロードに、ソニーの3ヘッド・カセットデッキTC-K71を用いて少しでもデータの信頼性を確保したいと一生懸命でした。その後、PC-8801MK2に買い換え、フロッピーディスクが使えるようになってから、神経を尖らせることが無くなりました。周囲にパソコン仲間など居なくてパソコン誌が唯一の頼りでしたが、「OH ! PC」から多くを学びました。
Posted by BlueMac at 2006.8.15 23:53:00
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アスキー終焉ですか。そういえば
私も雑誌から情報を得ていたのは何時まで
だったろうか・・ネットからの情報一辺倒で
PC系の本は数年前から買っていません。
それにしても懐かしい名前ばかりです。
Z80ボードからかなーまーまともに
物に成ったのは数少ないですが、
「朝パソ」も終わっていたんですね、
まったく気が付いていませんでした。
かなり昔ですが、パケット通信がらみで
数人の仲間とともに記事になりました。
楽しい編集長や編集者の方々でした。
Posted by まぐま at 2006.8.17 00:35:16
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「日経バイト」も今年の一月号で休刊になっています。
編集部のコトバを借りれば、
「日経バイト創刊から二十一年四カ月。その短くて長い歴史は、パソコンという類例のないデジタル機器によって生み出された。個人の対面で動作することが、バッチ的な処理ではなく対話的なコンピュータの使い方を生み出した。またパソコンはその汎用性ゆえにデジタル革命の流れのなかで中心的な役割を担ってきた。しかし今や最先端は携帯電話や、インターネットを介したオンライン・サービスに移っている。光芒を放ち、その光芒が消えるまでの様子を本誌の記事で振り返る」と前置きして、最終号では、
第1部 : 総論 パソコンの時代を駆け抜けた
第2部 : 各論 7分野の栄枯盛衰
[Part1 パソコン] 万人の道具へと変貌遂げる
[Part2 OS] DOSから本物の “基本ソフト” に成長
[Part3 CPU] 性能追求に明け暮れた
[Part4 外部記憶装置] 予想を超えた大容量化を達成
[Part5 ネットワーク] ブロードバンドへの大きなうねり
下へ続く
Posted by BlueMac at 2006.8.17 11:22:14
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[Part6 開発言語/環境] ようやく主流となったオブジェクト指向
[Part7 アプリケーション] 「作る」から「共有する」への転換
とコンピューティングの二十一年を振り返っています。
多分、日経BP社になる前の日経マグロウヒル社の頃の創刊だったと思いますが、編集部に知人が居て、創刊五年目くらいの時にパソコンとどの様に毎日付き合っているかをテーマにしたシリーズで、私も何回目かに登場することになりました。
ある日の午後、渋谷の東急インで女性のインタビュアーとカメラマンそして編集部の方を前に小一時間ほど持論を展開しました。その号が発売になった後、行く先々で、その記事のことを話題にされ、赤面したことも今になっては懐かしい思い出です。
本文自体は、他のパソコン誌と一線を画すような格調高い?初心者には難解な編集方針でしたが、これからのコンピュータが目指す方向や使命を示唆していたように思われます。
しかし、予想も付かないようなコンピュータを取り巻く環境の激変に、従来の殻を大きく破るような変革に迫られ、近い将来の復活を期待されつつ休刊となってしまいました。
下へ続く
Posted by BlueMac at 2006.8.17 11:25:01
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余談ですが、「無線と実験」が今年の五月号で発刊以来1000号になりましたが、戦前戦後を通じて、その編集方針に幾度かの軌道修正があり、今日に至っているからだと思います。
Posted by BlueMac at 2006.8.17 11:26:24
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