「CITATION」のカタログの表紙 |
そんな時に、たまたま整理していた書籍に混じって当時のカタログが見つかりました。
奥付を見ると1977年12月印刷とあり正に三十年前のモノであることが分かりました。
このカタログでは「CITATION」 KV-1375Aとあり、後ろにあるのが一台が128,000円もするソニーのスピーカーSS-G7です。
いくらこの「CITATION」がTVサウンドの再生端子(LINE OUT)があるからと言っても、大袈裟過ぎの感じ?「CITATION」自体は99,800円でした。
カタログをよく読むと、発売当時、テレビ放送は未だステレオでは無いとあり、モノ音声出力の録音、再生用だったと思われます。
翌年、私が買った「CITATION」は「KV-1375D」と型番のサフィックスの末尾が変わっていました。
カタログの内側のページ |
音声多重出力は、別売のスピーカ内蔵マルチプレックスTVサウンド・アダプタ「MLV-2000」を付加すると、輸入物の映画は主音声が日本語、副音声で原語が聴けたり、音楽番組などはステレオになり、今で言うAVのはしりの様な気分を味わうことが出来ました。
しかし、機器の位置関係や出力ケーブルの引き回しを工夫してみても、テレビからのバズ音が混入し、スッキリしたクリアサウンドではありませんでした。
それでも、こんなことが出来ること自体が新鮮に感じた時代だったと今になって思います。
当時、ソニーはビジネス・ジェット「CITATION」を日本で販売することになり、カタログでも大々的にそれを引用し、ハイテクの印象付けを、このカラーテレビにも利用して同名のネーミングをしたようです。
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