15インチCRTとロジックボードなど全てを抱合した一体型のケース、キーボード、マウスはもちろんのこと電源ケーブル、モデムケーブルにいたるまでトランスルーセント(半透明)という革新的なデザインで、1998年8月に登場しました。
それまでのパソコンは、どれも判を押したようにアイボリックカラーが当たり前の時代に、ボンダイブルーと呼ばれたひときわ目を引くカラー、しかも、178,000円という価格もリーズナブルで、若者や女性に支持されて大ヒット商品となりました。
五色 iMacだから許された?尻見せディスプレー |
このiMacでは、RS-422系のシリアルポートやADBポート、SCSIポート、フロッピーディスクドライブが廃止され、代わりに新規格のUSBが採用され、周辺機器の接続が簡単で、機能拡張が容易になり益々使い勝手が良くなりました。
また、この時期にインターネットの有用性が認知されパソコンが一般家庭にも普及し始め、iMacもこのブームに乗り売上を伸ばしました。
iMacは、初代のボンダイブルーから四年間のロングランで七回のモデルチェンジがあり、そのたびに、カラフルなフォルムで登場し、インテリアチックなオールインワンパソコンとしてその地位を不動のモノにしました。
ポスターに多用されたフォーメーション |
ブラウン管(CRT)一体型のマッキントッシュは、カラバリも含めてカウントすると、三十二モデルだったと思いますが、それにしても凄い数。
私も後半に出たモデルで、グラファイトを一台だけですが持っています。Mac OS9とMac OSXのデュアルブートですが、さすが最近は出番がありません。
こんなカラフルなマックですから、全てのカラバリを手許に置きたいと思うマニアも多い事でしょう。しかし、中古のIMacも最近は全くその姿を見ません、おそらく、多くが商品寿命を全うしたものと思われます。
今さら思うに、現在のiMacは白一色の箱形で無味乾燥。初代ボンダイブルーに続くカラフルな五色のiMacと対面した時のあの感動に似たものすら、今のiMacからは感じ取ることが出来ません。
iMac本体とペアーカラーの円形マウス |
それまでのマウスが長円型だったので、持ち方をかなり変えないと?クリック操作がギクシャクして様にならず不評でした。
それでも、見た目がカラフルで可愛らしさから、初めてマウスを操作する人には先入観が無く受け入れられた?ようでした。
カラーはiMac本体とお揃いの同系色だったようで、カラバリは本体の数だけ存在したと思われますがハッキリ分かっていません。
画像のモノは、ここ数年の間に秋葉原で見掛けて買い求めたものです。この頃はまだまだコロコロ・ボールが入っている方式のモノで、これまでも、今後も出番はありませんが、今ではこれも私のお宝(ガラクタ)のヒトツになっています。
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