長いエスカレーターを一気に上がり地上へ出ると、その場で多くの人々がデジカメを天空に向けていました。その先には正しく東京スカイツリーが建っていました。
数日前のニュースでは、東京タワーの高さ333mを超えたと聞きましたが、今日現在は 368mと表示されていました。
頂部を見上げる仰角は45度以上ですから、脚部までの距離がもの凄く近いことが分かります。
私と同様に、建設途中の東京スカイツリーを一目見ておきたいと思う人々が、デジカメ片手に周辺の路地を行ったり来たりしていて、関心の高さが分かりました。
それにしても、この東京スカイツリーを取り囲む様にして建つ町屋の多さにビックリします。
ここは隅田川にも近く、業平橋とか言問橋もあります。
都鳥 名にしおはば こと問はん 我が思う人ありやなし
と、京の都をしのんで歌ったと言われる、藤原業平ゆかりの土地とも語り伝えられています。
しかし、今は、そんな歴史で語られる街並みにはアンマッチなタワーが日毎に高さを増しています。
完成は来年末の予定のようですが、現状では、周辺地区の街作りが全く出来ていないと言っても過言ではなさそうです。
タワーの全景を撮るために、隅田川東岸にある隅田公園へ行く途中で、ようやくワンショットしました。隅田川に掛かる言問橋周辺から撮るのがベストですが、完成したあかつきには、対岸の方からでないと、全景を撮るのは難しそうです。
太い円柱を何本も束ねたような構造のタワーですが、私の第一印象としては、周囲の街並みとの調和もなく、格好良いとかスマートとか、お世辞にも褒め言葉など考え付きませんでした。
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