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2010年5月30日日曜日

NHK放送技術研究所の一般公開へ行って来ました。

最先端の放送関連技術を展示するNHK放送技術研究所「技研公開2010」の一般公開があり、東京世田谷区砧まで出掛けました。放送技術研究所が開所80周年を迎えたこともあり、今年のテーマは「技研80年 さらなる未来へ」。


昨年に続いて今年も最大の見どころは、走査線4000本級の超高精細映像「スーパーハイビジョン(SHV)シアター」です。
450インチの大型スクリーンで体感できる超高精細映像は、最近話題の立体(3D)か?と思うほどの圧倒的な臨場感です。今年はパブリックビューイング的な活用を意識して、スポーツやステージなどのコンテンツが用意されていて、「フィギュアスケートNHK杯」や「NHK紅白歌合戦」の映像は、一般家庭では体験できないほどの迫力でした。

また、立体映像を楽しめる「インテグラル立体」は、まだまだの完成度。SHV技術を応用して、より解像度を高めていても、メガネを使った立体テレビにはおよびそうもなく、引き続き研究の余地を残しているように感じました。

その他、多くのNHKの研究テーマから、数年後には実用化され、番組の視聴を通してその成果を実感できそうなモノも多くあります。

そんなテーマを一般公開で先取りして、勉強できるのが、年一度のこの一般公開だと思っています。なお、この「技研公開2010」の一般公開は、5月30日までです。



「研究テーマ」

放送通信連携サービス
意図をくみ取る
テレビユーザーインターフェースの提案
スーパーハイビジョン・フル解像度カメラシステム
スーパーハイビジョン高効率映像符号化装置
インテグラル立体テレビ
共同受信施設用GI越えマルチパス等化装置
デジタル混信対策用干渉除去装置
地上デジタルハイビジョン放送の移動受信技術
VHF-Low帯携帯端末向けマルチメディア放送
次世代地上放送に向けた伝送技術
次世代地上放送に向けた
モバイル用高耐性伝送技術
デジタル放送受信相談コーナー
スーパーハイビジョンシアター
放送博物館コーナー
視覚障害者向けマルチモーダル提示システム
日本語から手話CGへの翻訳技術
音声認識を利用した生字幕制作
高齢者向け番組音量バランスの自動評価技術
不快感を与える映像の自動検出技術
スーパーハイビジョンのケーブルテレビ伝送技術
スーパーハイビジョンの放送局内ネットワーク
高分子膜を用いた軽量スピーカー
58インチ画素ピッチ0.33mm
超高精細プラズマディスプレイ
スーパーハイビジョンの
広色域表色系
スーパーハイビジョン音響の家庭再生
22.2マルチチャンネル音響制作システム
放送と通信間の認証連携フレームワーク
コンテンツ配信用セキュリティ技術
通信による映像配信サービスのための
電子透かし
ソーシャルテレビサービスのための
コメント解析技術
NHKクリエイティブ・ライブラリーのための
映像検索システム
クラウド型CG映像コンテンツ制作サービス
フレキシブル制作システム
番組制作用有機EL照明器具
高度化FPU移動中継システム
電波テレビカメラ
「坂の上の雲」VFXの世界
NHK技術の活用と実用化開発の紹介
3次元物体の触力覚提示技術
有機撮像デバイス
ファイバー基板を用いた
超高感度HARP撮像デバイス
フレキシブル有機ELディスプレイ
薄型光ディスク記録装置
高密度ホログラム記録技術

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