幕張メッセでは、毎年夏に恐竜展が開催されてきましたが、何故か昨年はありませんでした。今回、行って初めて知りましたが、昨年の夏、この「恐竜大陸」は名古屋で開催され、その後、幕張メッセではこの三月から五月まで、今夏には新潟での開催予定になっているからのようです。
アジアでは最大級の肉食竜と言われる全長9.4mの "タルボサウルス" |
「日本初公開10体を含む全身骨格40体以上!総化石標本200点以上!」を謳い文句にしているこの「恐竜大陸」ですが、主催者の言葉を借りれば、
今から2億3000万年前に登場し、一億数千万年にわたり地上を支配し続けた恐竜たち。本展では、日本初公開や世界初公開の化石60点以上を一挙公開。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀すべての時代を網羅する獣脚類、竜脚類の全身骨格40体以上、総化石標本200点以上の大規模な展示で、生命史の謎ともいえる恐竜の全貌に迫ります。
また、リアルな恐竜ロボットやレトロな恐竜が活躍するなつかしい映画や恐竜をモチーフにした怪獣など、今も人々を夢中にさせてやまない恐竜の魅力を紹介します、と興味をそそられる内容です。
今回、出展されたいる恐竜のなかで、大物と言えそうなのが、
大きな頭に頑丈な鋸歯のある歯、短い2本指の前肢とがっしりとした後足、アジアでは最大級の肉食竜と言われる全長9.4mの "タルボサウルス"。がっしりとした体格が特徴、肋骨だけでも2m以上、全長18m、最重量級の "フアンヘティタン"。世界最大のイグアノドン 、全長10mの "ランジョウサウルス"。
その他、小型の恐竜骨格も幾つか展示されていましたが、期待していたほどアトラクティブな印象が無く、少々気落ちしました。アジアの恐竜にフォーカスしたこともあってか?数年前の恐竜展の方が物量や質ともに見応えがあったように思います。
何となく消化不良のまま、最終コーナーへ向かったところ、そこは "ジュラシックワールド" とネーミングされ、20体近くの恐竜ロボットが展示され、首を振り、口を開けて吠えて?(電子音)いました。テレビで怪獣や恐竜のようなモノに見慣れているチビッコにはモテモテだった様にも感じました。
しかし、私自身の印象としは、正に失笑モノですね、恐竜骨格をわざわざ見に来たのに、こんなロボットとは言え、張りぼての様なモノを見せられた、遊園地の怪獣ショーとは違うのですから・・・
それにしても、ギャラリーの主役はちびっ子達とママとパパ、恐竜って小さな子供に凄〜く人気があるようです。しかし、何故か小中高の児童生徒の姿が殆ど無いのもこの種のイベントの傾向のようにも思われました。
私が行った日はたまたま月曜日の午後、チケット売場に十名ほどが列んでいましたが、エントランスでは列も無くてスイスイ会場内へ進めました。小さな展示物を見るにしても他人の肩越しに見るような混雑もなく、如何に空いているかが分かりました。
東京駅から海浜幕張駅まで往復すると千円以上掛かり、入場料が二千五百円、都内から一日がかりで五千円ほど掛けて見に行くほどの満足感は残念ながらありませんでした。
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