DDIポケット(ウイルコムの前々身)以来の "PHS" ユーザーですが、数年前まで、毎年のように機種変更を繰り返し、最後は、初代の "W-ZERO3" 、二代目の "W-ZERO3[es]" まで付き合いました。
当時、"W-ZERO3" と出会った時に、これぞ "モバイル" と歓迎しましたが、直ぐにそれは思い違いだったことが分かり当初の喜びもつかの間、意気消沈しました。
ブラウズは出来るものの、コンテンツに対して画面が小さく、回線速度も遅くてイライラ、加えて大きく重く電池の持ちも悪い。それでいて、利用料金はその頃としては法外な額?で、付き合いきれませんでした。
それで、昨年の夏にとうとう引導を渡し "iPhone 3G" に乗り換えました。
今さら思うに、開業当時の "PHS" の通話料金は三分四十円、それが十四年経った今でも変わっていません。
その間、携帯は通話通信料金の値下げが頻繁に行われた事を考えると、今は一社独占で、携帯と距離を保ちつつ、独自の料金体系で利用者の囲い込みに懸命のようです。
私の場合は、最近は殆ど受信専用の様な利用形態ですから、長期割引、年間割引などもあり、毎月の利用料金は二千円以下で済んでいます。
ウイルコムへ解約のための電話をして一通りの手続きが済んだ時点で、先方から、差し支えなければ解約に至った理由を聞きたいと言われました。
理由は明白、"070" で始まる電話番号には「掛け放題」と言われても、私の電話帳に "070" つまりウイルコムの契約者は一人も居らず、また、iモードの様な便利に使える利用形態が無くて魅力に欠けるインフラとも言えるからです。
直近の携帯電話の利用者数は一億人を超え、ウイルコムの利用者は最盛期で五百万人、今はそれ以下らしい・・・音声通話よりデータ通信にシフトしている現在では、音声通話端末の占める割合が全体の数%では、まず話し相手が居るはずもありません。'
思えば、DDIポケットの開業は、忘れもしない十四年前の1995年10月1日で、惜別の念も無く、昨日(9月30日)に "PHS" との十四年にわたる長いご縁を切りました。
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