東京都交通局が今年八月一日に創業100周年を迎えたそうです。
その100周年の節目を迎えるに当たり、都営交通100周年記念特別展「東京の交通100年博~都電・バス・地下鉄の "いま・むかし ~」が七月十四日(木)から江戸東京博物館で開催されていました。
夏休みは混みそうな気配もあり、九月に入ってからようやく行ってきました。
JR両国駅の直ぐ近く、国技館と隣接する様に建つ江戸東京博物館です。
明治から大正、昭和、平成に至る東京の交通100年の歩みを、交通局所蔵品を中心とする様々な資料(車両模型、都電系統板、乗車券、ポスターなど)で往時を振り返っています。
常設展は上階ですが、こちらは一階のフロアでした。
平日なので、空き空きかと思っていましたが、意外や意外で還暦を過ぎた様な男女が多くいてビックリ。
やはり、若い頃から慣れ親しんだ都電(市電)や都バス(市バス)そして地下鉄の100年にわたる変遷を、色々な展示物から自分の人生に重ね合わせる様に見入っているのが印象的でした。
展示コーナーは以下の様に分かれていて、
「東京の市内電車~明治の交通と都電のはじまり~」
「震災の街を走る円太郎バス~都バスの誕生~」
「都電黄金期」
「都営地下鉄の発展」
「都営交通のいまとこれから」
ジックリと全部を見て回るには、丸一日も掛かりそうな展示物の数々でした。
極めつけは、屋外展示になっている都電の実物で「ALWAYS 三丁目の夕日」のロケセット?をバックに展示されていました。これはなかなか趣があり、車内に入って座席にソッと腰を下ろして見上げる車内広告にも往時が思い起こされました。
東京人であれば、この展示会そのままが、自分の人生と重なる部分も多くあり、必見かと思います。
なお、会期は明日(10日)までです。
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