芝公園の近くに用事があり出掛けました。
其処まで行くと、東京タワーは見上げるほどの距離になります。
このところの晴天続きで、紺碧の空をバックにした、朱色の東京タワーは、際だつ様な鮮やかさで、道行く人も一時立ち止まり携帯を向けていました。
都心に建つ放送用の大型タワーとしては最古、既に五十年余のお役目を果たしてきました。
地デジに完全移行する四ヶ月前、あの3.11の大震災で、頭部にあるアナログTV放送用のアンテナが、途中から "く"の字に曲がり、大地震のパワーをマザマザと見せつけられました。
地震波の揺れの方向と関係があるのか?定かではありませんが、脚部から見上げる様にして眺めると、どうも東方向に曲がっているようです。
曲がったままの状態で、最後までアナログTV波を送信し続け、七月二十四日正午に五十余年のお役目を終えています。
出来れば、このままのカタチで残して欲しい様な気がしていますが、アナログTV終了後のVHF帯の電波の再割当が決まれば、それ用のアンテナに取り替えられる事になるのでしょうか?
アナログ放送の終了によって、半世紀もの重責から解放された東京タワーですが、今後もズーッと東京のランドマークで在り続ける事を期待しています。
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