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2005年12月16日金曜日

Mac OS9.2.1でもサクサクと

PowerBook G3 400MHzにMac OS9.2.1をフルインストールして、今までメインにしていたPowerMac 7300/180と同じアプリケーションを全てインストールし、ハードディスク内に同じ環境を作ってみました。

PowerBook G3 (Lombard)


使いこなす上では、少なくともAdobeのPhotoshopとかIllustrator、Golive、Acrobat、PageMakerなどがサクサク動く事が最低条件ですが、Mac OS8.6では問題なく動いているでMac OSXへ移行する程の敷居の高さは無いはず・・・

Mac OS8.6の環境でPowerMacを用いて制作したデータをアレコレと更に加工してみました。時間をかなり掛けて色々と試してみましたが、違和感もなく処理が出来ていて、格別に名物?の「爆弾」が出る訳でもなく、マウスの動きに結果がキチンと付いてくるので、Mac OS9.2.1でも特に問題もなくアプリケーションが機能している様に判断され安堵しました。

ヒトツ戸惑ったのはデスクトップに常駐するはずのランチャーがアプリケーションとして扱われ、デスクトップに常駐しない事です。必要な時にはメニューバー右上からプルダウンメニューによって選択する必要があり、これはたいへん不便に思いました。

一番心配したフォントですが、だいぶ以前に(Mac OS8.6の環境で)Adobe PageMakerで制作した文書ファイルをOCFフォント対応のポストスクリプト対応プリンタ(通称、PSプリンタ)へ出力してみました。

EPS形式のイラスト付きの文章だったため暫くラスタライズしていたようですが、ややあって沖データのPSプリンタ独特のメカ音がして、トナーの焼ける臭いを伴いながら用紙が出てきました。
伏せた状態で出てくる様にプリセットしてあって、不安げに用紙をつまみ上げてプリント面を見ると、何と何とモニタのイメージ通りのプリントとして仕上がっていました。

EPS形式のイラストそのものは何ら変わりなく出てくる事は承知でしたが、Mac内のスクリーンフォント情報をプリンタ側で受けて一番近似なOCFフォントを内蔵ROMボードから読みとって出力しているようです。

ちょっとアマチュア的な判断ですが、処理の過程でフォントの置き換えが行われ表面的には問題もなく当初の目的通りの結果が得られているようです。
ベースがOCFフォントで制作したデータであれば加筆訂正においては元の情報が引き継がれるようです。しかし、このMac OS9.2.1の環境で新規にデータを制作した時にはCIDフォントでの環境に拘束されるのではないかと今は推測しています。

いま流行のインクジェット・プリンタはMac側のTrue typeのフォントデータをプリンタに送る事で文字がプリントされますが、Mac自体にその分だけ負荷が掛かります。

DTPのデータ作成に於いては、文字データも膨大ですから、Mac側に軽いスクリーン・フォントがインストールされていて、PSプリンタ側にはそれに相対するプリンタ・フォントが内蔵され、Mac側からはフォント情報のみ送るためMac側の負荷が軽減出来るメリットがあります。

因みにMac OSXでは、この様なフォント問題を回避する仕組みが出来ていて、しかも、新規採用の「ひらぎのフォント」はMac/Winコンパチブルとなったと聞いています。しかし、私は未だその恩恵に預かるところまでの下準備が出来ていませんので・・・

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