これは、iPodなど携帯音楽プレーヤーなどの楽曲を、家庭用オーディオを用いてスケール感のある高品位なステレオ再生でも楽しみたい、というニーズに応えるものです。しかも、楽曲の転送に従来のような有線でなくワイヤレスにより転送するものです。
左が送信機、右が受信機 |
伝送方式には、非圧縮のままリニアPCM信号を伝送する2.4GHzデジタル方式を採用していて、音質劣化のないクリアな音楽再生を可能にしています。使い方は簡単で、送信機をパソコンやiPodなど携帯音楽プレーヤーに、受信機をオーディオ機器に接続するだけのようです。
送信機の入力端子にはUSBオーディオ入力端子とアナログ入力端子(ステレオミニプラグ)の2つを装備。受信部にはアナログ出力端子(RCA)とリニアPCM信号をそのまま出力する光デジタル出力端子を装備していて、様々なオーディオ機器の接続に対応できます。
従来、この手の多くがFM変調を採用したアナログ伝送で、音質の劣化やチャンネルセパレーションの低下などもあり、満足できるモノが少なかっただけに期待されます。
しかし、iMacやiBookなど、MacintoshのiTunesの楽曲は、USBポートへ接続してもダメなんでしょうか? iPodがターゲットのようですからMacintoshに非対応なんて言って欲しくないないなぁ〜、一応メーカに確認してみたいと思っています。
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このデジタル・ワイヤレスシステム「SLG-7」、送信機と受信機とのセットで(オープン価格ですが)税込み二万五千円くらいで、七月下旬に発売の予定とか。
なお、このシステムは、パソコンの周辺機器として普及し始めた無線LANと同じ2.4GHz帯の周波数で無線通信を行っています。
その他にもこの2.4GHz帯は色々な機器が利用していて、電子レンジ、デジタルコードレス電話、またゲーム機のコントローラーや携帯電話の一部機能などで採用されているBluetoothがあります。
それ故、意外と身近なところにある機器相互の電波の干渉が想定されます。
それぞれの機器に於いてそれを回避する対策が取られていますが、このシステムでも、他の電波を検知すると自動的に空いている周波数帯に移動する機能を持っているようですが、使用環境によっては電波の干渉が避けられず、音楽が出なくなったり途切れたりする場合もありそうです。
このシステムの場合、電波の到達距離は見通しで約30m、しかし、鉄筋コンクリートや金属の壁などをはさんで送信機と受信機を設置すると、電波を遮ってしまい、音楽が出なくなったり途切れたりする場合もあり得ます。この辺が有線にはないワイヤレスのデメリットとも言えます。
主な定格
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